Google、科学を楽しむ記録アプリ「Science Journal」開発

 Google for Educationは5月20日(現地時間)、子どもから大人まで科学に興味のある者を対象にした、Android対応の新科学アプリ「Science Journal(サイエンスジャーナル)」を発表した。

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 Google for Educationは5月20日(現地時間)、Android対応の新科学アプリ「Science Journal(サイエンスジャーナル)」を発表した。Android端末の光センサーや音声記録機能(マイク)などを利用し、光や音などを記録できる。

 新アプリ「Science Journal」は、Android端末を利用して物体や光、音などの反応を記録する“デジタル科学ノート”アプリ。Android端末に搭載されている光センサーやマイク、加速度計などを利用し、気温や走った距離、スピードなどを記録できる。アイデアからプロジェクトをまとめ、結果を予測し、試行を複数回繰り返し、グラフや表にデータを記録できる。さらに、結果と考察までの一連の流れもまとめることができ、科学的検証のほぼすべてを1台のスマートフォンで完結できる点が特徴的だ。

 Googleはさらに、米国の子ども・家族向けの科学博物館「Exploratorium(エクスプロラトリアム)」と協働し、Science Journalをより高度に使いこなす教材キットも作成した。たとえば、キットを使えば、Science Journalと連動した簡易風速計の作成もできる。

 Googleは、Science Journalを「常に持ち歩ける実験ノート」と称している。利用対象年齢は3歳以上。おもに子どもの利用を想定しているが、Googleは「大人でも楽しめる」としている。子どもたちの想像次第では、Science Journalの活用幅はいくらでも広がりそうだ。Googleのプロジェクト「Making & Science」では、Science Journalの利用例やヒントも提示している。アプリのダウンロードはGoogle Playから行う。利用やダウンロードは無料。
《佐藤亜希》

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