環境教育やESD推進、循環型社会形成を目指して…H28年版「環境白書」

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  • 平成28年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書 目次(一部)
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 環境省は、平成28年版の環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書を公表した。平成27年度の取組みに関する報告と平成28年度の施策についての2部構成で、環境・生物多様性の保全や循環型社会形成について方針を示している。

 環境白書は、環境基本法に基づいて環境省が毎年取りまとめ、国会に提出している報告書。平成21年版からは環境白書、循環型社会白書、生物多様性白書の3つを合冊とし、ひとつの報告書として公表した。前年度の取組みや状況に関する報告と今年度目指す施策の2部構成となっている。

 平成28年度の施策では、生物多様性の保全および持続可能な利用に向け、生物多様性を社会に浸透させるための取組みを推進する。具体的には、生物多様性に関する教育・学習・体験の充実を図ることを目的に、「自然に親しむ運動」(7月21日~8月20日)などを通じて自然とふれあうための活動を各種実施するほか、平成28年から新たに祝日となる「山の日」(8月11日)の記念式典を長野県松本市で開催。そのほか、子どもたちに国立公園や優れた自然地域について学ぶ機会を提供するとともに、インターネットなどを通じて幅広く情報提供を行う。

 また、化学物質の循環リスクの評価・管理では、環境中の化学物質などが子どもの健康に影響を与える環境要因を明らかにするために平成22年度から取り組んでいる「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」について、10万人を対象とした生活環境や健康状況に関する質問票によるフォローアップや、環境などの詳細調査、化学分析を諸外国の機関と連携しながら引き続き進めていく方針を示した。

 そのほか、各種施策の基盤のひとつとして地域づくり・人づくりの推進を提言。「環境教育等促進法」の基本方針に基づき、家庭・学校・職場・地域などあらゆる場における環境教育の機会提供やインターネットによる情報提供を行うなど、環境教育・環境学習を総合的に推進する方針を示したほか、「持続可能な開発のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)」に関する実施計画に基づき、平成27年度に開設した「ESD活動支援センター」を活用した地域における活動推進や、ユネスコなどとの連携による世界全体でのESD推進について明記している。

 平成28年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書については、環境省Webサイトで全文を見ることができる。
《畑山望》

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