グローバル人材育成サイト「Tokyo Portal」公開…東京都教委

 東京都教育委員会は「グローバル人材の育成」に関するサイトを「Tokyo Portal」を作成。「使える英語力の育成」「豊かな国際感覚の醸成」「日本人としての自覚と誇りの涵養(かんよう)」の3つを柱にした取り組みなどを紹介している。

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Tokyo Portal(国際教育・東京ポータル)
  • Tokyo Portal(国際教育・東京ポータル)
  • 外国語体験講座
  • 都独自の英語教材
 東京都教育委員会は「グローバル人材の育成」に関するサイト「Tokyo Portal(国際教育・東京ポータル)」を作成。「使える英語力の育成」「豊かな国際感覚の醸成」「日本人としての自覚と誇りの涵養(かんよう)」の3つを柱にした取り組みなどを紹介している。

 東京都教育委員会は、近年の経済、学術、文化などさまざまな分野でグローバル化が進展しており、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピック競技大会でさらに加速すると予想。世界を舞台に活躍する人材を育成するために3つの施策を柱にして取り組んでいく。

 サイトでは、それぞれの施策を紹介。「使える英語力の育成」では、臆せずに積極的にコミュニケーションを図ろうとする使える英語力を身に付け、「豊かな国際感覚の醸成」では都独自の留学支援などを推進し「内向き志向」を打破し、次世代のリーダーを輩出する。また、積極的に世界各国の人とコミュニケーションを取るためには子ども自身が日本や東京の良さを理解する必要がある。そのため、「日本人としての自覚と誇りの涵養」として、地域の歴史、伝統、文化などについての理解を深め、郷土や国を誇りに思う心を育むことが重要としている。

 語学指導などを行う外国青年招致事業のJETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)では、海外の青年を招待。地方自治体や教育委員会、全国の小・中学校、高校で国際交流や外国語教育に携わり、地域レベルで草の根の国際化を推進している。東京都では平成26年度からJET参加者の配置数を拡大し、平成26年度は100人、平成27年度は200人を任用し、全都立高校に配置している。

 そのほか、国際交流など学校独自の特色ある取り組みを実施する都立高校10校を指定する「東京グローバル10」や、都立学校の国際交流推進、英語以外の外国語体験講座、都独自の英語教材についても紹介している。
《田中志実》

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