2025年3月10日、東京大学の合格発表が行われた。この日、駿台予備学校お茶の水校3号館(東大専門校舎) では、卒業生を祝う「卒業を祝う会(合格者慰労会)」が開催された。合格を手にしたばかりの生徒が集う中、東京大学運動会応援部が祝福のエールを響かせ、大きな盛り上がりを見せた。また、英語科講師の大島保彦氏が登壇し、卒業生へ祝福と激励を込めた特別講義を行った。
最後の講義で東大合格者に送られたメッセージとは
駿台の発表によると、2025年度の東京大学一般選抜(前期)では、志願者数8,421人(うち女子1,963人)に対し、合格者2,997人(同598人)で、倍率は約2.84倍だった。科類別の合格者は、文科一類406人、文科二類358人、文科三類469人、理科一類1,121人、理科二類545人、理科三類98人。東京大学では2025年度から第1段階選抜の通過ラインを引上げ、文科はすべての科類が約3.0倍から約2.5倍へ、理科は一類が約2.5倍から約2.3倍へ、二類が約3.5倍から約3.0倍へ変更(理科三類のみ約3.0倍を維持)。この影響もあり、志願者は前年度(2024年度)に比べて1,011人減少した。一方、合格者に占める女子の割合は、前年度の19.4%から0.6ポイント増の20.0%となり、23年度(21.8%)以来、2年ぶりに2割台に回復した。
例年、駿台予備学校は全国の校舎から東京大学合格者を数多く輩出。50年間(1975~2024年)で71,542名の東大生が駿台から巣立っている。中でも、「お茶の水校3号館」は東大受験専門校舎として、合格者を多数輩出してきた。この伝統ある校舎で行われた卒業を祝う会では、合格の興奮が冷めやらぬ中、集まった生徒がクラス担任やスタッフたちと喜びを分かち合った。
慰労会の冒頭では、東大の応援団・チアリーダー・ブラスバンドで構成される東京大学運動会応援部が、迫力ある応援パフォーマンスを披露。 教室いっぱいに集まった合格者たちも、配られたメガホンを手に掲げ、会場は一体感に包まれ大いに盛り上がった。

続いて、駿台英語科講師の大島保彦氏が「言語の宇宙の道しるべ」と題し、この卒業を祝う会の恒例となっている特別講義を行った。
大島氏は、古典ギリシャ語やラテン語をはじめ、多言語を比較しながら学ぶ「パラレルテキスト」の手法を紹介。「言葉を知ることは、世界を知ること。学び続けることで、人類が紡いできた物語や世界の重層性が見えてくる。知識を深めることは、世の中の透明度・解像度を高めることでもある」と、学ぶことの意義と楽しさを伝えた。

そして、「自分とは異なる世界観や考え方をもつ人は、自分の人生を豊かにしてくれる。敵と味方に分かれて対立するのではなく、異なる意見をもつ人と協働できることこそが、民主主義の本質であり、人間の麗しさである」 と語り、広い世界に踏み出す卒業生に向けて心からのエールを送った。
会場の教室は、駿台生として最後となる大島氏の講義を聴こうと詰めかけた生徒たちで埋め尽くされた。 生徒たちは大島氏の言葉に熱心に耳を傾けながら、これから始まる大学生活への期待に胸を膨らませていた。

駿台から東大へ。合格者が語る、それぞれの挑戦と軌跡
ここからは、多様なバックグラウンドをもつ7人の東大合格者たちが、どのようにして合格を勝ち取ったのか、その挑戦の軌跡を紹介していこう。
駿台での学びが、進路を見直すきっかけに
足立晃一さん:東海高等学校、浪人、東京大学文科一類合格

1.東大を志望した理由
小さいころから東大生の特集をテレビで見たり、学園祭に訪れたりするうちに、東大に通いたいという思いを抱くようになりました。また、多くの大学では入試の時点で学ぶ分野を決めなければならない点にも疑問を感じていました。そのため、前期課程で実際に大学の授業を体験した上で後期に進学する学部を選べる制度に魅力を感じました。
2.駿台を選んだ理由
現役時も駿台に通っており、駿台の雰囲気が自分に合っていると感じていました。また、お茶の水校のEX東大文系演習コースは、通期の授業からテスト形式での演習を積める点が特徴であり、その独自のカリキュラムに魅力を感じました。現役受験の本番では不完全燃焼に終わった経験から、試験で最大限のパフォーマンスを発揮するには、普段から時間を意識した演習を重ねることがもっとも重要だと考えたからです。さらに、担当の講師陣には現役時代に目にしたことのある名前が多く、こうした指導力のある講師陣の下で1年間勉強すれば力が付くはずだと思いました。
3.駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
自律的に学ぶ姿勢が身に付きました。浪人するからには後悔しない1年にしたいと考え、現役時にはあまり使わなかった自習室も積極的に利用しました。特に直前期には、毎日開館から閉館まで駿台にいることを目標にしていました。お茶の水校3号館は東大専門校舎ということもあり、自習室で他の人が使っている参考書もほとんどが東大対策のものでした。その環境で自然とモチベーションも高まり、勉強習慣を継続することができました。
4.駿台で印象に残っている授業
世界史科の近現代史の講習(「アジア近現代史徹底整理」「欧米戦後史徹底整理」など)では、因果関係を重視し、歴史的出来事を深掘りする授業が展開されました。その結果、通史の理解が深まるだけでなく、歴史上の出来事と現在の国際情勢との関連や類似性を知ることができ、知的好奇心が掻き立てられました。僕は現役時代から文科二類を志望していたのですが、この授業を受けたことで自分が本当に学びたいことをあらためて考え直し、結果として文科一類に志望変更するきっかけとなりました。
5. 将来の夢
生涯を通じて学びたいと思えるような事柄を見つけたいです。上述のように文科一類へ志望変更したことで、国際政治を学びたいという思いはありますが、東大の前期課程では文理の枠を超えた履修が可能という利点を生かして、さまざまな分野の授業を受けてみたいと考えています。その中で、自分に適性があり、さらに学んでいきたいと思える分野を見つけることが今の目標です。
塾なしの現役時代を経て、プロの指導で成長
小池翔太 さん:桐朋高等学校、浪人、東京大学理科一類合格

1.東大を志望した理由
将来、宇宙に関わるエンジニアになりたいと考えているため、工学部に航空宇宙工学科がある東京大学を志望しました。さらに、出身高校の先輩が同学科を卒業し、JAXAではやぶさ2のプロジェクトマネージャーを務めたことに強い憧れを抱いたことも大きな理由です。また、宇宙だけでなく国際問題や芸術にも興味があり、東大は前期教養学部で幅広く学べる点も非常に魅力的でした。
2.駿台を選んだ理由
父も駿台お茶の水校3号館で浪人していたので、選択肢の1つでした。決め手は、特に理数科目における授業の質の高さです。ただ難問を解説するのではなく、より広く応用が利く深い考え方を養う授業が展開されている点に魅力を感じ、駿台に決めました。
3.駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
現役時は塾に行かずに勉強していたので、自分で気付けることには限界がありました。しかし、受験のプロである先生方の考えに触れることで、自分の伸び代が大きくなりました。特に物理の授業は大学での学びにもつながる構成で、受験勉強のみならず、これからも非常に役立つと思います。
4.駿台で印象に残っている授業
現代文の授業がもっとも印象に残っています。現代文は受験科目の中でも特に勉強法がわかりにくく、これまでは感覚的に解答してしまいがちでした。しかし、駿台の授業では文章を論理的に捉えることを重視しており、どのように解答すれば良いのかが明確になりました。高校時代は、何を書けば良いのかわからず点数も安定しない科目でしたが、1年間の勉強を通じて、安定して得点できる得意科目になりました。
5. 将来の夢
宇宙開発に関心があります。また、高校時代に取り組んだ模擬国連を通して国際平和にも強い関心を抱くようになりました。そのため、国際協調を促進する宇宙開発に貢献したいと考えています。冷戦時には、宇宙開発は国際対立を生み、その技術もおもに軍事利用されましたが、現在はアルテミス計画をはじめ多国間プロジェクトも増えてきています。宇宙開発によって平和が維持される、そんな新しい世界を創っていきたいです。
切磋琢磨できる仲間のおかげで、精神的に成長できた
小林勇太 さん:海城高等学校、浪人、東京大学文科三類合格

1.東大を志望した理由
東大を志望した理由は3つあります。まず1つ目は、東大志望の同級生が多かったからです。2つ目は、高校時代のサッカー部の活動で、東大サッカーフェスティバルに参加し、東大サッカー部の部員が文武両立を実現している姿に感銘を受けたからです。そして3つ目は、家にある多くの新書の中で特に面白いと感じた本の著者が東大の教授であり、そのような先生方から直接指導を受けたいと思ったからです。
2.駿台を選んだ理由
現役時に友人が通っていたことをきっかけに、僕も駿台に通っており、「もし浪人することになっても駿台で」と決めていました。特に、お茶の水校3号館は浪人生が多く、浪人生としての駿台での過ごし方が想像しやすかったことも決め手の1つです。
3.駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
精神面での成長がいちばん良かったと思います。浪人生活では、予備校を一歩でると、ありとあらゆる娯楽や誘惑に溢れていますが、切磋琢磨できる仲間ができたおかげで、毎日欠かさず駿台に通い続けることができました。
4.駿台で印象に残っている授業
世界史の授業が印象に残っています。現役時は講習会のみの受講でしたが、浪人中は、先生の授業を毎週受けられることが本当に楽しみでした。授業では原因と結果を徹底的に追求し、先生がよく「why-because」とおっしゃっていたのが印象的です。今まで闇雲に暗記していた歴史用語がストーリーとしてつながっていく授業は忘れられません。大学生になっても受講したいくらいです。
5. 将来の夢
まだ明確な目標はありませんが、何らかの形で国に貢献したいと考えています。東大の進振り制度は私のような学生にとって非常に有益であり、1、2年生の間に見識を広げながら、自分の夢を見つけたいと思います。
あらゆる問題に対応できる基礎力・応用力が身に付いた
菅原幸紀さん:宮城県仙台第一高等学校、浪人、東京大学理科二類合格

1.東大を志望した理由
以前は東大に進学したいとはまったく考えていませんでした。しかし、高校2年生の頃に天文学や地学、情報オリンピックに出場する中で、出会う人の多くが東大志望だったため、強く東大への憧れを抱きました。調べてみると、東大には世界トップクラスの研究環境があり、進学選択など独自の制度もあることから、志望を決めました。また、入試の難易度が高く、挑戦しがいがある点にも魅力を感じました。
2.駿台を選んだ理由
僕の高校では、浪人したら駿台に進む人が多いことや、以前からお茶の水校3号館の名前をよく聞いていたので、駿台を選びました。東大志望で浪人した人の多くがこの校舎で学び、中でも東大理系演習コースは屈指の合格率を誇ることで有名でした。また、講師には大学院で研究をしていた東大出身の方もおり、実体験に基づく説得力のあるアドバイスや、リアルな体験談、高校範囲を超えた学問的な面白さに触れられる点も決め手になりました。
3.駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
駿台に通う前は、大量の勉強の中で何が重要かを理解できず、適切な勉強法が定まらないことが多くありました。しかし、駿台の授業を通じて、講師が繰り返し強調するポイントを自然と覚え、根底にある考え方やその面白さを理解できたことで、各教科の全体像がはっきりと見えてくるようになりました。また、精神面では、講師のアドバイスを聞くことで目の前の悩みが些細なことに思え、メンタルも強化されたと感じます。さらに、同じく挫折を経験した仲間と出会い、切磋琢磨できたことも非常に楽しい時間でした。
4.駿台で印象に残っている授業
印象に残っているのは、東大英語のテスト演習と物理の授業です。私は東大英語があまり得意ではなく、対策しようにも分量・内容ともにハードで、何から手をつければ良いのかわかりませんでした。しかし、演習で、読み方と解き方をわかりやすく教えていただき、重要な文法事項も多くの例文を用いて丁寧に解説されるため、豊富な英語表現が身に付きました。英語学習の指針が定まり、広い英語の世界に一歩踏み出せたように感じました。また、物理の授業では、本質的な講義を通じて、これまでなんとなく覚えていた公式や定理が線でつながり、物理における“常識”が自然と身に付きました。さらに、演習ではその知識を問題に応用する力が育まれ、あらゆる問題に対応できる基礎力を養うことができました。
5. 将来の夢
2年間の教養学部の学びを通じて考えが変わる可能性はありますが、今の夢は理論物理の研究者として科学の発展に貢献することです。以前は情報科学を専攻したいと考えていましたが、浪人期間に駿台の授業を受けたことで物理学の面白さに気付き、今は物理学にいちばん興味があります。しかし、物理学と情報科学は無関係ではありません。量子コンピュータや半導体など、一見情報技術に見えるものでも、その根底には物理学をはじめとする自然科学の成果が生かされています。こうしたこともあり、大学ではさまざまな授業を受け、幅広い視野を身に付けたいです。
最高の環境で自分を追い込み、結果を出す
関口大惺さん:愛知県立旭丘高等学校、浪人、東京大学文科二類合格

1.東大を志望した理由
日本の最高学府として、高校入学当初から漠然と憧れていました。前期教養学部では文理を問わず幅広く学べる点に魅力を感じ、レベルの高い仲間と切磋琢磨できる環境が自分に向いていると感じました。僕の高校からは例年現役と浪人を合わせて1学年の約1割に当たる30人ほどが東大に進学するものの、僕の現役時代の成績からは高い目標でした。しかし、高3の担任の後押しと「不可能ではない」という思いを原動力に、第一志望として目指すことを決めました。
2.駿台を選んだ理由
駿台は模試の難易度が高く、その作問に携わる講師の授業を受けたいと考えていました。また、浪人生を対象とした指導実績が豊富で、1年間学ぶには最適な環境だと判断しました。地元で浪人すると、友人に流されたり、人間関係に気を遣ったりする懸念がありましたが、ちょうど父が東京に単身赴任しており、住居が確保できていることもあって、もっとも合格実績の高いお茶の水校3号館を選びました。浪人生活を送る環境としてこの上ないものであり、「落ちたら自分のせいに他ならない」と言い聞かせ、自分を追い込むことができました。
3. 駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
何より「学ぶ喜び」を実感できた1年でした。講師が勉強と実社会を結びつけるヒントを提示してくれたことで、世界を重層的、多角的に捉える訓練ができました。この経験から、今後はより主体的に学びを深めていきたいと思っています。受験では「採点者に伝わる答案を書く」習慣が身に付きました。現役時代には不足していた姿勢ですが、駿台での学びを通じて「知っている」から「できる・伝える」水準まで引き上げることができました。この「伝える力」は今後もおおいに生かせると感じています。
4.駿台で印象に残っている授業
英語の先生の英作文の板書は、記号を使って英訳を組み立てる過程に数学に似た論理性があり、英作文の基本的なアルゴリズムを習得できました。英語は東大合格に必須でありながら現役時は苦手でしたが、授業とテキストを何度も復習することで克服し、最終的には得点源となりました。特に、解答例を暗記して和訳し、数日後にそれを英訳して解答例を復元する「チャーチル式自由英作文練習法」は汎用性が高く、今後もさまざまな分野で応用したいと考えています。
5. 将来の夢
明確な目標は定まっていませんが、世界に目を向け、困難に直面する人々の笑顔を作れる人になりたいです。自分の限界を決めず、東大での学びを通じて自身と世界の解像度を高め、進む道を判断したいです。たとえば在学中に青年海外協力隊に参加し、途上国支援の実地経験を積みたいと思います。将来的には、途上国の経済成長と日本の豊かさの向上を両立できる職種に就くか、自らそのためのメソッドを開発できれば嬉しいです。
両親も通った駿台で、「学ぶことの楽しさ」を実感
大門遼太郎さん:栄光学園高等学校、浪人、東京大学文科二類合格

1.東大を志望した理由
幼少期から漠然と東大を意識していましたが、高校時代に一度心が離れ、現役時は別の大学を受験しました。しかし、浪人するにあたり、自宅から通える国立大学であることや両親に説得されたことに加え、かつての自分の気持ちを思い出したため、東大を目指すことにしました。また、さまざまな学問に興味をもつ自分にとっては、前期課程で幅広い分野を触れられることも魅力であり、東大を目指す大きなきっかけとなりました。
2.駿台を選んだ理由
駿台お茶の水校は自宅からもっとも近い予備校であり、両親もかつて在籍していたことから、「浪人するなら駿台」と家族で意見が一致しました。また、高校時代に駿台模試を多数受けていたため親近感を抱いていたこと、現役時に駿台に通っていた友人から授業の形態や雰囲気を聞いていたことも要因になりました。さらに、入学説明会で駿台の特徴を明確に知ることができ、1年間勉強に集中し、研鑽を積める環境に違いないと確信しました。
3.駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
駿台で得たものの中でもっとも大きいのは、「学ぶことの楽しさ」です。高校時代は、ほとんどの教科で論理ではなく丸暗記に走り、表面的な勉強をしていたため、自分にとって勉強はつまらなく、わからないものでした。しかし、駿台のアカデミックで本質的な授業を受けたことで、「勉強は楽しい」という感覚に変わりました。地歴や英語など、一見論理とは無関係に思える科目でも、論理的に考え、深く理解できるようになりました。さらに、1年間勉強だけに集中できる環境に身を置いたことで、精神面でもかなり成長できました。
4.駿台で印象に残っている授業
どの授業も特徴的で印象深いものばかりですが、もっとも印象に残っているのは英語の授業です。高校時代は、文章を「横に読む」ことに必死で英語長文が苦手でしたが、「縦に読む」ことを教わり、それを実践することで、段落同士のつながりに注目する余裕が生まれました。その結果、得意とまではいかないものの、苦手意識はなくなりました。また、各単語の語源を他言語まで遡ることが多く、そのおかげで単語のイメージがつかみやすくなりました。それだけでなく、授業中に先生が語る大学時代の経験談を聞くことで、自分の中で大学生活の解像度がより鮮明になりました。
5. 将来の夢
将来やりたいことはまだ漠然としていますが、何らかの形で日本の第一次産業に関わり、貢献したいと考えています。地理で日本の第一次産業の惨状について学び、社会生活の土台である農林水産業を助けなくてはならないと考えるようになりました。その手助けをより効率的かつ広く行うために、駿台で学んだこと、東大で学ぶことを生かしていきたいと思います。
苦手だった物理がいちばんの得意科目、そして将来の夢に
K.T.さん:埼玉県立浦和高等学校、浪人、東京大学理科二類合格

1.東大を志望した理由
高度な研究が行われており、自分の好きな科目である物理をとことん学べる環境が整っているところ、そして、仲間と共に切磋琢磨しながら成長できる環境であるところに魅力を感じました。
2.駿台を選んだ理由
出身高校では、浪人する人の大半が駿台を選んでいたため、気心の知れた仲間たちと共に志望校合格を目指したいと思いました。
3. 駿台に通って、身に付いたこと・成長したと感じること
浪人を始めた当初は物理が苦手でしたが、駿台の微分積分を用いた教え方がとても面白く、のめり込んで学習するうちに、いちばんの得意教科になりました。その結果、大学で物理学を学びたいと思うようになりました。
4.駿台で印象に残っている授業
英語の先生が授業で「来年東大に合格して、時給3千円のバイトをしなさい」と何度もおっしゃっていました。その言葉を聞くたびに、自分が目指す場所の高さを実感するとともに、目標を達成した自分の姿をイメージすることができ、とても良い時間を過ごせました。
5. 将来の夢
まだ具体的には決まっていませんが、自分が得意で大好きな物理を活かせる職業に就きたいと考えています。
合格発表後まもなく、駿台お茶の水校3号館に集まった合格者たち。そこには、それぞれの思いを胸に、喜びを噛み締める姿があった。駿台で知った学びの楽しさ、仲間と励まし合った日々、積み重ねた努力は、これからの人生を支える力になるはず。皆さんの新たな一歩が、実り多く、充実したものとなりますように。
50年間の東京大学合格実績71,542名駿台予備学校
駿台の東大情報のポータルサイト
東京大学合格への道