日経BPコンサルティングは10月28日、大学Webサイトの使いやすさを評価した「<PC編>全国大学サイト・ユーザビリティ調査2016-2017」を発表した。国公私立110大学の頂点に輝いたのは、前回に引き続き「富山大学」だった。 全国大学サイト・ユーザビリティ調査は、全国の国立36大学と公立9大学、私立65大学の計110大学を対象に、日経BPコンサルティングが大学Webサイトの使いやすさを審査した。調査期間は6月下旬~7月中旬。審査基準は、「Webサイトの使い勝手を第三者の立場で客観的にチェックできる項目」「大学サイトに必要と思われる項目」から成る。 総合ランキングは、1位「富山大学」、2位「名古屋市立大学」、3位「長崎県立大学」で、トップ3は前回調査と変化なし。トップ10には、新たに「福岡工業大学」「崇城大学」「九州工業大学」「神戸大学」がランクインした。 調査結果によると、スマホ向けWebサイトを提供する大学は前回の69%から85%に増加。スマホ対応を進めた大学は、PCサイトの使いやすさも向上する傾向がみられた。特に「リンクを体系的にまとめているか」というトップページに関わる項目の得点が向上した。日経BPコンサルティングは、スマホ向けWebサイトの作成にあたり、PCサイトの構成・要素を見直したのが原因であると分析している。 なお、医科大学・歯科大学・薬科大学・獣医大学・畜産大学・保健大学・芸術大学・体育大学などは総合大学に比べてサイト構造がシンプルでユーザビリティも高くなる傾向があるため、対象から外している。◆<PC編>全国大学サイト・ユーザビリティ調査2016-20171位「富山大学」2位「名古屋市立大学」3位「長崎県立大学」4位「大阪府立大学」5位「山口大学」6位「福岡工業大学」7位「沖縄国際大学」8位「崇城大学」9位「九州工業大学」10位「神戸大学」