第11回「給食甲子園」優勝は道産子献立、広がる給食レシピ公開

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 21世紀構想研究会は12日4日、東京都豊島区の女子栄養大学駒込キャンパスで第11回全国学校給食甲子園の決勝大会を開催。2,004校・施設のうち、北海道代表・足寄町学校給食センターの栄養教諭・吉田美優氏と調理員・廣田裕美氏が優勝した。

◆道産子献立に軍配、受賞者は涙

 優勝「久原本家グループ本社賞」を受賞した作品は、螺湾(らわん)ぶきの繊維たっぷり飯、牛乳、道産子ホイル焼き、カプレーゼ、和・酸辣湯、足寄産物3色団子・十勝産あずきを添えて。

 栄養教諭・吉田美優氏は、「優勝できたのは、支えてくれた子どもたちや先生方、地域の方々、生産者さんのおかげだと思っています」とコメント。調理員・廣田裕美氏は「決勝が決まってから19回の練習を重ねてきました。今回、給食を基礎から見直しました。衛生管理はもちろんのこと、生産者の皆さんの元に行って、熱い思いをお聞きしてきました。その思いをどう伝えられるかというのは私たちの課題だったと思います。うまく表現できたことをとてもうれしく思います」と受賞の喜びを語った。

 1~4次予選で選出された全国6ブロック12校・施設の選手らは、手洗い検査ののち60分間で給食を調理。できあがった作品は、10名の審査員により点数制で採点され、栄養バランス、地場産物の活用率などが審査された。受賞作品の献立と受賞者コメントは、全国学校給食甲子園Webサイトの決勝レポートで公開されている。

◆子どものお気に入り給食を自宅でも

 給食費未払いや三重県鈴鹿市教育委員会の食材費高騰による一時的な給食中止検討(編集部注:中止は取りやめになっている)のほか、小説「給食のおにいさん」(幻冬舎文庫)、テレビドラマ「Chef~三ツ星の給食~」と、学校給食をテーマに取り上げる作品の影響もあり、近年の学校給食の実態には注目が集まりつつある。

 給食甲子園決勝レポートで公開されている献立を見ると、受賞作品にはすべて「牛乳」が含まれていることや、地産食材や郷土料理をもとに思い思いに創意工夫した給食献立が並んでいることがわかる。

 我が子はどのような給食を食べているのか、一度子どもに尋ねてみてはいかがだろうか。保護者世代とは異なる豪華、特色のある一品に驚くこともあるかもしれない。もし、お気に入りの学校給食メニューがある場合は、レシピ投稿サイト「クックパッド」で公開されている学校給食メニューが参考にできる。

 たとえば、東京都杉並区は学務課保健給食係が担当する「杉並区の給食」ページを公開中。学校給食で提供するアップルトースト、さつまいもパイ、冬瓜スープのほか、保育園給食で提供するタンドリーチキンや魚と野菜のカラフル煮などのレシピを提供している。

 杉並区のほかにも、東京都日野市立保育園や宇都宮市学校給食、千葉県柏市の学校給食レシピなどが公開されている。栄養バランスや徹底した衛生管理は、家庭の食卓を守る保護者にとっても参考とできる点が多い。
《佐藤亜希》

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