学校給食で地場産物、使用する割合は約27%…文科省調査

 文部科学省が8月30日に公表した「平成27年度学校給食栄養報告」によると、学校給食において地場産物を使用する割合は26.9%、また国産食材を使用する割合は77.7%であることが明らかになった。

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学校給食において地場産物を使用する割合は26.9%(画像はイメージ)
  • 学校給食において地場産物を使用する割合は26.9%(画像はイメージ)
  • 栄養素など摂取状況(平均摂取量)
  • 使用食品の分類別摂取状況(摂取量)
 文部科学省が8月30日に公表した「平成27年度学校給食栄養報告」によると、学校給食において地場産物を使用する割合は26.9%、また国産食材を使用する割合は77.7%であることが明らかになった。

 「学校給食栄養報告」は、学校給食における栄養内容などの実態を把握し、食事内容の充実を図ることを目的としている。毎年6月と11月の各5日間、完全給食を実施する公立の小学校、中学校および中等教育学校前期課程を含む、夜間定時制学校、共同調理場を対象に、栄養素など摂取状況や使用食品の分類別摂取状況を調査している。なお「完全給食」とは、給食内容がパンまたは米飯など、ミルクおよびおかずである給食を指す。

 「平成27年度学校給食栄養報告」では、436校(場)を対象にのべ96万3,688人分の給食について調査。学校給食における地場産物を使用する割合は26.9%で、国産食材を使用する割合は77.7%であることがわかった。

 また、エネルギーの平均摂取量は小学校で624.7Kcal、中学校で776.9Kcal、夜間課程を置く高等学校で826.4Kcal。1食あたりの平均購入額は小学校で243.8円、中学校で295.7円、夜間課程を置く高等学校304.4円だった。
《外岡紘代》

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