【全国学力テスト】H29年度、指定都市の結果公表か

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個人票の改善・充実(案)
  • 個人票の改善・充実(案)
  • 「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)」のポイント
  • 文部科学省
 文部科学省は、「全国的な学力調査に関する専門家会議」の配布資料を公開した。会議は平成27年6月から全12回実施されたもので、平成29年度全国学力・学習状況調査から従来公表している都道府県に加え、指定都市の結果も公表することを追記する案が出された。

 公開された資料は「平成29年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領の昨年度からの変更について(案)」「個人票の改善・充実(案)」などのほか、「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)のポイント」も紹介している。

 平成29年度からの追記すべき変更案については、指定都市の調査結果も公表することがあげられた。多くの指定都市が市全体の調査結果を公表しており、参加する児童生徒数も都道府県と同規模なことが理由。さらに、平成29年度から指定都市に教職員給与負担などが移譲すると、都道府県教育委員会が指定都市教育委員会に対して講じることが可能な教育施策が限られてくることも発案理由にあげられている。

 そのほか、調査結果の個票データを調査研究できるように「大学等の研究者や行政機関の職員に貸与する」、小学校調査の結果を学校間での共有を図るために「中学校に送付する」という内容を追記する案が出されている。

 個人票の改善・充実(案)では、誤答した設問について出題の趣旨を記載することで身に付いていない力を示したり、誤答から推測される課題をもとに学習アドバイスを記載するなど改善ポイントをまとめている。また、「S-P表の例」では、児童生徒の誤答の状況から推測される課題と改善方策として、学級ごとに「重点すべきと考えられる設問」について解説資料の「出題の趣旨」「学習指導に当たって」をもとに課題と改善方策を記載する。

 児童生徒の算数・数学、理科の到達度を国際的な尺度で測定する「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS2015)」では、平成27年3月実施分は小学校・中学校ともにすべての教科で上位を維持しており、前回調査と比較して平均得点が上昇している。平均値の推移をみると、小学4年生の算数は参加した49か国中5位、理科は47か国中3位。中学2年生の数学は39か国中5位、理科は39か国中2位という結果になった。なお、理科の質問紙調査結果によると、小学校では「理科は楽しい」と回答した児童は約9割おり、国際平均を上回る結果になった。
《田中志実》

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