福生市、小3全員にタブレット貸与…算数の個別学習に活用

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 東京都福生市は平成29年度より、市立小学校3年生全員にタブレット端末を貸与し、授業や家庭での個別学習に活用する。算数でつまずきやすい小学校3年生に個別学習用ドリルソフトを搭載したiPadを貸与し、基礎学力の定着や学力向上を図る。

 平成27年度より、福生市教育委員会と慶應義塾大学、凸版印刷の3者は産官学のチームを組み、タブレット端末を用いた学習が学力に与える影響の効果検証を行ってきた。中間報告によると、小学校3年生の算数で個別学習用デジタル教材「やるkey」の利用により、偏差値が1.6ポイント上昇し、家庭学習が15分延伸したなどの効果が得られたという。

 算数・数学の基礎基本のほとんどが小学校4年生までに集約されており、算数のつまずきがその後の算数・数学の習得を困難にすると同教委は考え、小学校3年生の算数でタブレット端末を活用することとした。

 平成29年度より、市立小学校3年生全員と教員を対象に、凸版印刷が開発したデジタル教材を搭載したタブレット端末を貸与する。貸与機器はiPad450台(セルラーモデル)、予算規模は1,300万円。9月より実施を予定している。この取組みにより、学習意欲の向上や、個人の実態に応じた個別学習の実現、家庭学習状況の可視化による指導の充実が期待される。

 今後は、インターネットを活用した調べ学習やカメラ機能を活用した体育など、タブレット端末の特長を生かした授業を進めることで、さらなる学力向上を目指すとしている。
《工藤めぐみ》

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