厚生労働省は3月17日、子どもの風しんワクチン接種に関するフォトレポートを掲載した。風しん予防に向けて、歌手のクリス・ハートを起用したポスターとリーフレットを公開し、風しんワクチン接種率の向上や理解、認知拡大を目指す。 日本では、麻しん・風しんの混合ワクチン、通称MRワクチンの定期接種を、1回目は1歳(1期)、2回目は小学校就学前の1年間(2期)に行っている。また、風しんは妊娠中の母親が感染すると胎児にも感染し、出生児が先天性風しん症候群を発症する可能性もあることから、成人全体への理解が求められている。 感染予防について、クリス・ハートは「お子さんは2回の風しんワクチンの接種を忘れないでください」「大人は抗体検査を行ってください」と呼びかけたという。啓発ポスターとリーフレットは、厚生労働省Webサイトに掲載されている。