学研「小学生白書2016」Web公開、就きたい職業にYouTuber

学研教育総合研究所は、小学生の“イマ”を総合的に分析した「小学生白書2016」の最終調査結果をWebサイト上で発表した。小学生1,200人に将来就きたい職業を聞いたところ、男子1位は「プロサッカー選手」、女子1位は「ケーキ屋さん」だった。

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学研教育総合研究所「小学生白書2016」男女別の将来就きたい職業ランキング
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 学研ホールディングスの学研教育総合研究所は、小学生の“イマ”を総合的に分析した「小学生白書2016」の最終調査結果をWebサイト上で発表した。小学生1,200人に将来就きたい職業を聞いたところ、男子1位は「プロサッカー選手」、女子1位は「ケーキ屋さん」だった。ランキング外の回答には、職業として「YouTuber(ユーチューバー)」があがった。

 小学生白書2016は、小学1~6年生の男女とその保護者を対象に行ったインターネット調査。調査期間は2016年9月17日~20日。1,200人の有効回答を得た。

 将来就きたい職業を選択式で調査したところ、男子は「プロサッカー選手」が8.3%で1位。2位は4.8%の「プロ野球選手」だった。3位は4.5%で警察官。女子1位は10.2%を占めた「ケーキ屋」。2位は僅差で「パティシエ」10.0%。3位には4.5%で「医師」が入った。

 選択肢の中に将来つきたい職業がない場合は「その他」とし、自由記述欄を設けたところ、男女あわせ6.4%が「その他」と回答。そのうち0.5%にあたる6人は「YouTuber(ユーチューバー)」と答えていた。学研は、「自分らしく楽しいことをしながら稼ぐ、という新時代のビジネスに小学生も注目している」と分析している。

 なお、「わからない」と回答した小学生は全体の32.1%を占めた。「小学生白書2015」の同調査結果時では28.0%だったため、同回答は4.1ポイント上昇。学研は、「職業の概念が変わっていく現代社会で、小学生も未来の自分の姿を描きにくくなっているのかもしれない」と述べている。

 小学生白書2016は、学研教育総合研究所Webサイト上ですべて確認できる。
《佐藤亜希》

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