PISA2015、日本の15歳「テストが不安」78.1%

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 国立教育政策研究所は4月19日、OECDによる生徒の学習到達度調査(PISA)2015年調査国際結果報告書について、「生徒のwell-being(生徒の『健やかさ・幸福度』)』についてまとめた。72か国・地域のうち、日本の子どもは11番目にテストへの不安が強かった。学校外での教育ICTの活用状況は、ICT調査に参加した46か国中、32番目だった。

 PISA調査は、義務教育終了段階の15歳の生徒が持っている知識や技能について、実生活のさまざまな場面でどの程度活用できるかを評価する調査。調査分野は、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野。2015年調査では、科学的リテラシーを中心に調査した。

 国際教育政策研究所がまとめた報告書は、子どもの健やかさや幸福度を示す「well-being」の観点から作成したOECD報告書の結果に基づき、PISA2015年調査結果の中でも特に日本の子どもに関係するデータを中心に整理、分析したもの。

 生徒の生活満足度を聞いたところ、日本は「十分に満足」23.8%、「満足」37.3%、「まあ満足」22.9%、「満足していない」16.1%となった。満足度の程度を表す平均値は6.8となり、OECD平均値7.3と比べ0.5低かった。

 テストへの不安を聞くと、日本は78.1%の生徒が「テストが難しいのではないかとよく心配になる」と回答。81.8%の生徒が「学校で悪い成績をとるのではないかと心配になる」と回答しており、どちらの項目もOECD平均を上回った。テストへの不安指標は、日本が0.26なのに対し、OECD平均は0.01。日本の数値は、72か国・地域中、15番目に高かった。

 調査対象国・地域のうち、46か国には生徒の学校外でのICT利用を聞いた。日本の「家庭におけるICT利用」指標の値は7.8。OECD平均8.4より0.6低く、46か国中32番目に位置した。指標がもっとも高かったのは、オランダ9.3だった。もっとも低かったのは、ペルー5.6。

 報告書ではこのほか、生徒の学校への所属感やいじめ、生徒の運動と食習慣についてもまとめている。
《佐藤亜希》

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