立命館大と米アメリカン大、国際連携学科を新設…共同で学位授与

 立命館大学は2018年4月、米国のアメリカン大学と共同で学位プログラムを運営する「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」を新設する。外国の大学と連携して単一の学位を授与する「ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)」を学部間で導入するのは日本初となる。

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  • JDPでの4年間のイメージ
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 立命館大学は2018年4月、米国のアメリカン大学と共同で学位プログラムを運営する「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」を新設する。外国の大学と連携して単一の学位を授与する「ジョイント・ディグリー・プログラム(JDP)」を学部間で導入するのは日本初となる。

 立命館大学では、1988年に国際関係学部を設置。教育レベルをさらに国際水準に引き上げようと、学部開設30周年を迎える2018年4月、20年以上にわたって連携を進めてきたアメリカン大学と「JDP」を開設し、「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」を新設する。現在、文部科学省に設置認可申請中。

 JDPとは、異なる大学が連携して、共通した人材育成目標の実現のため、協働教育体制や学生支援体制を構築、教育課程を編成するもの。学生が修了した際は、立命館大学とアメリカン大学が共同で単一の単位や学位を授与することになる。2014年11月の大学設置基準の改正で設置が可能となった。大学院の専攻ではすでに設置例があるが、学部段階では国内初めて。

 「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」では、グローバル国際関係学など、日米で体系化されたグローバルクオリティのカリキュラムを学修する。入学定員は25人で、このうち立命館大学が20人、アメリカン大学が5人。総取得単位は、4年間で124単位。学修言語は英語。

 立命館大学から入学した学生は、2回生秋から4回生春までの2年間、アメリカン大学で学ぶ。学費は、4年間で1,000万円から1,200万円を想定しており、奨学金については検討準備中だという。
《奥山直美》

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