小中学生が将来就きたい仕事の1位は「会社員」、小中学生の子どもを持つ親が子どもに就いてもらいたい仕事の1位は「公務員」であることが、総合人事・人材サービスを展開するアデコの調査からわかった。 「将来就いてもらいたい仕事」「将来就きたい仕事」に関する調査は、全国の小中学生の子どもを持つ父母1,000名(父親529名、母親471名)と、その子ども1,000名(6歳~15歳の男女各500名)を対象にインターネット調査にて実施した。調査時期は2016年11月。 「親が子どもに就いてもらいたい仕事」は、1位「公務員」18.3%、2位「会社員」14.1%、3位「医者」5.7%。比較的安定しているとされる職業に就くことを望む親が多いことが明らかになった。子どもの男女別に見ると、「男子に就いてもらいたい仕事」は、1位「公務員」22.3%、2位「会社員」15.8%、3位「医者」6.8%。「女子に就いてもらいたい仕事」は、1位「公務員」14.2%、2位「会社員」12.3%、3位「看護師」5.2%。 親が子どもに就いてもらいたい仕事は男女総合、男女別ともに1位~3位は昨年と同じ結果となったが、男子では「建築士・大工」「先生」「エンジニア・プログラマー」、女子では「学者・研究者」「自営業・個人事業主・フリーランス」がランク外からトップ10にランクインした。 一方、小中学生が将来就きたい仕事の1位は「会社員」11.8%、2位「医者」6.2%、3位「パティシエ」5.8%と、順位に入れ替わりはあるものの昨年と同じ顔ぶれだった。男女別に見ると、男子の1位は「会社員」14.4%、女子の1位は3年連続で「パティシエ」11.0%。男子1位の「会社員」は、昨年の10.2%から4.2ポイント増えた。 男子では「ゲームクリエイター」「自営業・個人事業主・フリーランス」「経営者」、女子では「専業主婦/主夫」「自営業・個人事業主・フリーランス」が、初めてトップ10にランクインしている。・小中学生が「将来就きたい仕事」(男女総合)1位 会社員2位 医師3位 パティシエ4位 公務員5位 サッカー選手6位 野球選手7位 自営業・個人事業主・フリーランス8位 専業主婦/主夫9位 先生10位 学者・研究者・小中学生が「将来就きたい仕事」(男子)1位 会社員2位 サッカー選手3位 医師4位 公務員5位 野球選手6位 ゲームクリエイター7位 自営業・個人事業主・フリーランス8位 学者・研究者9位 経営者10位 建築士・大工・小中学生が「将来就きたい仕事」(女子)1位 パティシエ2位 会社員3位 医師4位 公務員5位 先生6位 専業主婦/主夫6位 ピアノやお稽古事の先生8位 自営業・個人事業主・フリーランス9位 漫画家10位 看護師