【EDIX2017】先生の校務や悩みを軽減、学校業務支援ゾーン

 5月17日から3日間、東京ビッグサイトで行われる教育分野日本最大の専門展「教育ITソリューションEXPO(通称、EDIX:エディックス)」。8回目の開催となる2017年も、教育業界だけでなくさまざまな業界からの出展が見受けられる。

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NECゾーンで展示されていたデジタルテストシステム「Answer Box Creator Z」
  • NECゾーンで展示されていたデジタルテストシステム「Answer Box Creator Z」
  • 「学校業務支援」ゾーンで参加型のデモ授業を行っている富士ソフト
  • 朝日ネットの展示ブース 無料アプリ「respon」やクラウド型教育支援システム「manaba」を展示している
 5月17日から3日間、東京ビッグサイトで行われている教育分野日本最大の専門展「教育ITソリューションEXPO(通称、EDIX:エディックス)」。8回目の開催となる2017年も、教育業界だけでなくさまざまな業界からの出展が見受けられる。

 会場内はそれぞれ、出展製品・サービスの分野ごとにエリアが区切られている。おもな展示エリアは「学校業務支援」「教材・教育コンテンツ」「ICT機器」「eラーニング」「セキュリティー」、そして“みらいの学び”に関する展示が集結する「学びNEXT」の6つだ。

◆先生の学校業務負担を削減「学校業務支援」ゾーン

 NTTグループや富士ソフト、日本電気(NEC)、パイオニアVC、キヤノンマーケティングジャパン、朝日ネットなどが出展する「学校業務支援」ゾーンは、先生の校務や採点などを支援するシステムが揃う。

 NECは、ゼッタリンクスが大日本印刷(DNP)と共同開発した「Answer Box Creator Z(アンサーボックス クリエイター ゼット)」を展示中。Office「Word」に追加して利用できる、デジタルテストシステムだ。紙による従来のテストをスキャナーで取り込み自動採点する機能と、「Excel」で解答を採点、分析できる機能を追加した新製品だという。

 朝日ネットは、講義中に教員と学生がリアルタイムにコミュニケーションを取れる無料アプリ「respon(レスポン)」の紹介と導入事例を展示している。時間により、同社によるLMS・ポートフォリオシステム「manaba(マナバ)」に関するミニセミナーも実施予定。

 会場では各ブースで行われる授業体験やミニ講義、サービス実演なども盛況しており、富士ソフトは無線LAN機能が標準搭載された「新型メディアボックス」に関する体験授業を実施していた。教育関係者や官公庁関係者が着席し、説明者の指示に従ってサービスの使い勝手を体験する姿が見られた。

 10時の開場から数時間が過ぎ、来場者も増えてきた。都内から足を運んだという学校関係者の男性は、「学びNEXTゾーンが見たくて来ました」とコメント。第7回に次ぐ来場ともあり、新製品を探していると語った。来場者にはそのほか、海外出身者の姿もあった。EDIXおよび「学びNEXT」の開催は5月19日(金)午後6時まで。
《佐藤亜希》

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