文部科学省は6月6日、平成28年度(2017年度)の国公私立大学入学者選抜の実施状況を発表した。志願倍率は国立が4.0倍、公立が5.4倍、私立が8.0倍。志願者数は国立が減少した一方、公立と私立が増加した。 平成28年度大学入試の志願者数は、国立が38万3,588人、公立が15万7,023人、私立が367万240人で、国立が前年(平成27年度) 38万8,690人から5,102人減少した一方、公立は15万4,372人から2,651人、私立が354万6,046人から12万4,194人増加した。 アドミッションオフィス入試(AO入試)について、実施大学数・学部数は国立が51大学・157学部、公立が24大学・33学部、私立が470大学・1,197学部。入学者数は近年増加傾向にあり、国立が2,794人、公立が690人、私立が5万531人にのぼる。 推薦入試について、実施大学数・学部数は国立が79大学・289学部、公立が82大学・170学部、私立が578大学・1,711学部。入学者数は国立が1万2,013人、公立が7,527人、私立が19万1,823人で、国立が減少した一方、公立と私立が増加した。