◆第2回は105社出展、昨年以上の盛況を見込む
昨年(2016年)の初開催では、124社・団体が出展し、約40のセミナーを実施。2日間合計7,031人が来場するイベントとなった。今回はさらに規模を拡大し、105社出展、145のブースを開設。セミナーも34講座設定し、教育に関心の高い来場者を迎える。来場者見込みは昨年比1,000人増の約8,000人。
会場は、初日から受付に長蛇の列ができ、来場者による賑わいを見せていた。入ってすぐに広いブースを構えるのは、NECや富士ソフトなど。関西・関東にかかわらず、ICT教育関連のイベントには常連の顔ぶれだ。7月に文部科学省が「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(案)」を発表したこともあり、会場では対策のためのソリューションが多く紹介されている。会場奥へ進むと教材会社などもブースを構えており、デジタル教科書の展示やレザープリンターなどの実演を行っていた。
◆8月開催は好評、セミナー人気高く
来場者からの期待が高いのは、会場内の計5か所で行われているセミナーだ。聴講には事前申込みが必要で、8月3日の時点で半分以上のセミナーが定員に達している。関西4主要都市教育長によるパネルディスカッションや、最新の教育動向、実践事例などが直接聞けるとあって、いくつものセミナーを渡り歩く来場者もいた。
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インテックス大阪で8月4日まで開催する
来場者のようすを見ると、教育の実践者である学校関係者の来場が多い。9月から自校にタブレットが導入されるという学校関係者は「どんな風に授業を進めればいいのか、ヒントを得に来た。良い教材やツールに出会いたい」と話す。また、塾・予備校関係者は「企業としての情報セキュリティを学びに来た」と話している。セミナーに参加した来場者は、多くのセミナーが設定されていることが来場へのきっかけになったとのこと。会場ではこのほか、一般企業や大学関係者、教員を目指している学生の姿も見られた。
猛暑が心配されたものの、8月の開催時期については「夏は受験が本格化する前なので参加しやすい」と話す塾関係者や、「校務分掌にもよるが夏休み中は管理職に融通をきいてもらいやすかった」と話す教員の声が聞かれた。
◆見て・触れて、工夫を凝らした145ブース
教育ICTへの関心の高まりを受け、第1回から規模を拡大し、出展受付数を増やした展示ブース。いずれのブースも、単なる商品の紹介ではなく、見て・触れる体験型の展示がほとんど。デモンストレーションを時間ごとに開催したり、使用方法や特徴を実際にレクチャーしたりして、来場者が実際の導入イメージを抱けるよう工夫していた。
たとえば、NECのブースでは文部科学省のガイドラインに則り、情報セキュリティに関するツールやソリューションを重点的に紹介。アクセス制御やファイル暗号化を行うソリューションや顔認証機能など、段階別に最適な対策を展示・紹介している。導入にあたっての相談も受け付けており、教育設備の充実を目指す関係者にとって有意義なコーナーだろう。
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来場者のようすを見ると、教育の実践者である学校関係者の来場が多い。9月から自校にタブレットが導入されるという学校関係者は「どんな風に授業を進めればいいのか、ヒントを得に来た。良い教材やツールに出会いたい」と話す。また、塾・予備校関係者は「企業としての情報セキュリティを学びに来た」と話している。セミナーに参加した来場者は、多くのセミナーが設定されていることが来場へのきっかけになったとのこと。会場ではこのほか、一般企業や大学関係者、教員を目指している学生の姿も見られた。
猛暑が心配されたものの、8月の開催時期については「夏は受験が本格化する前なので参加しやすい」と話す塾関係者や、「校務分掌にもよるが夏休み中は管理職に融通をきいてもらいやすかった」と話す教員の声が聞かれた。
◆見て・触れて、工夫を凝らした145ブース
教育ICTへの関心の高まりを受け、第1回から規模を拡大し、出展受付数を増やした展示ブース。いずれのブースも、単なる商品の紹介ではなく、見て・触れる体験型の展示がほとんど。デモンストレーションを時間ごとに開催したり、使用方法や特徴を実際にレクチャーしたりして、来場者が実際の導入イメージを抱けるよう工夫していた。
たとえば、NECのブースでは文部科学省のガイドラインに則り、情報セキュリティに関するツールやソリューションを重点的に紹介。アクセス制御やファイル暗号化を行うソリューションや顔認証機能など、段階別に最適な対策を展示・紹介している。導入にあたっての相談も受け付けており、教育設備の充実を目指す関係者にとって有意義なコーナーだろう。
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NECブースのようす
また、NECはプロジェクター型の電子黒板と液晶ディスプレイ型の電子黒板の両方を用意し、教育機関のニーズに応じて対応できることをアピール。このほか、他者と連携した学校内のシステムの紹介など、ひとつのブース内で多彩な展示を行っている。
すでに設置されている黒板をそのまま電子黒板として使用できるツールや、教卓でスムーズにICT教材を使うためのツールを開発・販売し、展示していたのは青井黒板製作所。通常の黒板に投影すると下地の色が邪魔になって見にくかったが、「映るんボード」を貼ればはっきりと映る。黒板特有の光って見えづらいという問題も解決している。
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また、NECはプロジェクター型の電子黒板と液晶ディスプレイ型の電子黒板の両方を用意し、教育機関のニーズに応じて対応できることをアピール。このほか、他者と連携した学校内のシステムの紹介など、ひとつのブース内で多彩な展示を行っている。
すでに設置されている黒板をそのまま電子黒板として使用できるツールや、教卓でスムーズにICT教材を使うためのツールを開発・販売し、展示していたのは青井黒板製作所。通常の黒板に投影すると下地の色が邪魔になって見にくかったが、「映るんボード」を貼ればはっきりと映る。黒板特有の光って見えづらいという問題も解決している。
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青井黒板製作所ブースのようす
同時に展示していた「プロジェクタースライドレール」は、超短焦点用プロジェクターを左右へ自在に移動できる製品。置く場所や移動のストレスを一気に解決できそうだ。配線も気にならず、縦書きは右から、横書きは左から、といった教科ごとの板書の違いにも対応できる。自由度が増す電子黒板のデモンストレーションには、来場者が多数集まっていた。
TOSHIBAは、ICT機器を段階的に学校に導入できるよう、自社製品を4つの段階に分けて紹介している。「dynaSchoolおてがるICTパック」では10台のタブレットや無線LAN環境、導入にあたっての講習会などをまとめて販売。何をどれくらい揃えたらよいのか迷う、ICT教材の導入初期に重宝されているという。
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同時に展示していた「プロジェクタースライドレール」は、超短焦点用プロジェクターを左右へ自在に移動できる製品。置く場所や移動のストレスを一気に解決できそうだ。配線も気にならず、縦書きは右から、横書きは左から、といった教科ごとの板書の違いにも対応できる。自由度が増す電子黒板のデモンストレーションには、来場者が多数集まっていた。
TOSHIBAは、ICT機器を段階的に学校に導入できるよう、自社製品を4つの段階に分けて紹介している。「dynaSchoolおてがるICTパック」では10台のタブレットや無線LAN環境、導入にあたっての講習会などをまとめて販売。何をどれくらい揃えたらよいのか迷う、ICT教材の導入初期に重宝されているという。
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TOSHIBAブースのようす
特色ある教材も来場者の目をひく。「dynaSchool TruNote Classroom」は、よりスムーズかつ充実したアクティブラーニングを実践できる工夫のつまったデジタルノート共有アプリ。班ごとに同じ画面を映し出すだけでなく、記入も各端末でリアルタイムに更新。生徒端末の映像をすべて並べて映し出せるなど、協同学習の現場で使いやすい工夫がなされている。
また、同TOSHIBAブースでは、専用のグラスを取り付けて、映像や指示が浮かび上がる近未来の機器も登場。まだ開発段階だが、工業科の実習や企業の修理対応などの分野での商品化が期待されているという。ブースの入り口では大きなセミナーブースを設け、Scratch(スクラッチ)などを用いた実演も行っており、ICT教材に関心がある来場者が大勢集まっていた。

特色ある教材も来場者の目をひく。「dynaSchool TruNote Classroom」は、よりスムーズかつ充実したアクティブラーニングを実践できる工夫のつまったデジタルノート共有アプリ。班ごとに同じ画面を映し出すだけでなく、記入も各端末でリアルタイムに更新。生徒端末の映像をすべて並べて映し出せるなど、協同学習の現場で使いやすい工夫がなされている。
また、同TOSHIBAブースでは、専用のグラスを取り付けて、映像や指示が浮かび上がる近未来の機器も登場。まだ開発段階だが、工業科の実習や企業の修理対応などの分野での商品化が期待されているという。ブースの入り口では大きなセミナーブースを設け、Scratch(スクラッチ)などを用いた実演も行っており、ICT教材に関心がある来場者が大勢集まっていた。
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ソリトンシステムズブースのようす
ソリトンシステムズは、教育ネットワークにおける自社製品の活用を4つに分けて展示。「二要素認証」という、顔認証とパス認証による体験コーナーや、安全にファイルを受け渡しできる「FileZen」、自宅の端末で情報漏洩の心配がなく、情報リテラシーが低くても簡単に学校のパソコンと同期ができるソリューションなど、簡単・シンプルな製品を展示している。時間や場所にとらわれず、校務を安全かつ積極的に行える工夫が数多く紹介されていた。
◆教育ICT熱高まる関西エリア
開催は明日、8月4日まで。入場は無料。展示見学を希望する場合は、事前の来場登録がお勧め。セミナー聴講を希望する場合は、Webサイトから事前に申し込むこと。
関西エリアでは、11月に関西初開催となる「第1回 関西教育ITソリューションEXPO(EDIX関西)」も開催予定。関西でのICT教育への関心は、今後ますます高まっていくとみられる。
ソリトンシステムズは、教育ネットワークにおける自社製品の活用を4つに分けて展示。「二要素認証」という、顔認証とパス認証による体験コーナーや、安全にファイルを受け渡しできる「FileZen」、自宅の端末で情報漏洩の心配がなく、情報リテラシーが低くても簡単に学校のパソコンと同期ができるソリューションなど、簡単・シンプルな製品を展示している。時間や場所にとらわれず、校務を安全かつ積極的に行える工夫が数多く紹介されていた。
◆教育ICT熱高まる関西エリア
開催は明日、8月4日まで。入場は無料。展示見学を希望する場合は、事前の来場登録がお勧め。セミナー聴講を希望する場合は、Webサイトから事前に申し込むこと。
関西エリアでは、11月に関西初開催となる「第1回 関西教育ITソリューションEXPO(EDIX関西)」も開催予定。関西でのICT教育への関心は、今後ますます高まっていくとみられる。