イギリスの学術雑誌ネイチャーは、世界の研究機関がどれだけ特許に影響する研究成果をあげたかをランク付けした「Nature Index 2017 Innovation Tables」を発表した。1位はアメリカの「スクリプス研究所(TSRI)」、日本の最上位は世界31位の「大阪大学」だった。 Nature Index 2017 Innovation Tablesは、1億件以上の特許を対象に、大学や研究所などの研究機関が発表した論文の引用数を調査し、ランキング化したもの。上位200位の研究機関が紹介されている。 ランキングは、1位「スクリプス研究所(TSRI)」、2位「ロックフェラー大学」、3位「マサチューセッツ工科大学(MIT)」、4位「マサチューセッツ医科大学」、5位「テキサス大学南西部医療センター」と上位5位はすべてアメリカの研究機関が占めた。また、アメリカ以外で上位20位にランクインしたのは、6位「ワイズマン研究所」(イスラエル)と16位「ストラスブール大学」(フランス)の2機関だけだった。 日本は、31位「大阪大学」、39位「理化学研究所」、53位「京都大学」、63位「九州大学」、76位「東京工業大学」、85位「慶應義塾大学」、95位「東京大学」、116位「北海道大学」、122位「名古屋大学」、139位「東北大学」の10機関が上位200位にランクインした。◆Nature Index 2017 Innovation Tables1位「スクリプス研究所(TSRI)」アメリカ2位「ロックフェラー大学」アメリカ3位「マサチューセッツ工科大学(MIT)」アメリカ4位「マサチューセッツ医科大学」アメリカ5位「テキサス大学南西部医療センター」アメリカ6位「ワイズマン研究所(WIS)」イスラエル7位「国立衛生研究所(NIH)」アメリカ8位「カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)」アメリカ9位「スタンフォード大学」アメリカ10位「マウント・シナイ・アイカーン医科大学(ISMMS)」アメリカ◆Nature Index 2017 Innovation Tables(日本国内の研究機関)31位「大阪大学」39位「理化学研究所」53位「京都大学」63位「九州大学」76位「東京工業大学」85位「慶應義塾大学」95位「東京大学」116位「北海道大学」122位「名古屋大学」139位「東北大学」