「数学甲子園2017」本戦出場36チームが決定、4分の1が女子選手で過去最多を更新

 日本数学検定協会は7月31日から8月5日の6日間、全国13都道府県にて「数学甲子園2017」の予選を開催。各チームの平均点上位30チームと、全国6ブロックの各ブロック最上位6位チームの合計36チームが9月17日に開催される本戦への出場権を獲得した。

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出場校・出場チーム数の推移
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 日本数学検定協会は7月31日から8月5日の6日間、全国13都道府県にて「数学甲子園2017(第10回全国数学選手権大会)」の予選を開催。各チームの平均点上位30チームと、全国6ブロックの各ブロック最上位6位チームの合計36チームが9月17日に開催される本戦への出場権を獲得した。

 数学甲子園とは、全国の中学校、高等学校、中高一貫教育校、高等専門学校の数学日本一を、チーム(3~5人)対抗戦によって決める大会。単に数学の問題を解くだけでなく、自分たちで問題を創作し、その問題についてプレゼンテーションを行うなどの競技を通じて「数学力」「創作力」「問題解決力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」を育む。

 第10回となる今回の予選には、過去最多の249校567チーム2,241人が参加。「実用数学技能検定」(数学検定)の準2級から2級(高校1年生から2年生)程度の問題20問に、参加選手全員が挑戦した。

 結果、各チームの平均点上位30チームと、全国6ブロックの各ブロック最上位6位チームの合計36チームが9月17日に東京で開催される本戦への出場権を獲得した。

 本戦初出場は、全36チームのおよそ2割にあたる7校8チーム。兵庫県からは、もっとも多い2校3チームが出場数(本戦出場は4校6チーム)が出場する。また、女子選手の本戦出場者数が過去最多を更新。本戦出場者162人中38人が女子(13校14チームから参加)で、全体のおよそ4分の1にあたる。

 いまだ無冠の都道府県勢が初優勝に手を伸ばすのか、あるいは過去9回の大会のうち5回優勝している愛知県勢がさらに記録を伸ばすのか、その一方で近年私学優勢のなか、国公立校の動向にも注目が集まる。そのほか、年々活躍がめだってきている女子選手からも目が離せない大会となりそうだ。

【歴代優勝校】
第1回(2008年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第2回(2009年)愛知県立時習館高等学校(愛知県)
第3回(2010年)福井県立藤島高等学校(福井県)
第4回(2011年)明照学園樹徳中学校・高等学校Aチーム(群馬県)
第5回(2012年)海陽学園海陽中等教育学校Dチーム(愛知県)
第6回(2013年)東海高等学校 チーム今でしょ!(愛知県)
第7回(2014年)灘高等学校 おめがチーム(兵庫県)
第8回(2015年)神戸女学院高等学部Primeチーム(兵庫県)
第9回(2016年)滝高等学校 去年は予選落ちチーム(愛知県)
《編集部》

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