中学生の資格・検定、高学年ほど受検率上昇…最多は英検

 GMOインターネットグループのGMOメディアが実施した「資格・検定」に関するアンケート調査によると、受検率は中1に比べて中3は20パーセント増加、全学年でもっとも受検したことがあるのは「英検」ということがわかった。

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あなたはこれまでに資格や検定試験を受検したことがありますか?
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  • あなたが資格や検定の勉強のために利用したものは何ですか?
  • 10代の資格取得に関するアンケート調査

 GMOインターネットグループのGMOメディアが実施した「資格・検定」に関するアンケート調査によると、受検率は中1に比べて中3は20パーセント増加、全学年でもっとも受検したことがあるのは「英検」ということがわかった。

 対象はGMOメディアが運営するチャット型小説サービス「プリ小説byGMO」を利用している、中学生の男女747名。調査期間は2023年10月19日から10月23日。調査方法はインターネット。

 現代の社会は急速な技術の進化や社会構造の変化にともない、新たな職業やキャリアパスが生まれ、進化している。特に10代の若者たちは、これらの変化に適応して準備する必要があるため、キャリア構築の要素の1つである「資格・検定」に関するアンケートを実施した。

 その結果、資格や検定試験の受検率は、学年が上がるごとに上昇していることがわかった。受検率は1年生で49%、3年生で69%と、20%の差があった。

 受検したことのある資格や検定では、どの学年も英検(実用英語技能検定)がもっとも多かった。同じ英語系のTOEICやGTECなどは、2年生以降に挑戦する人が増えるようだ。

 これから取得したい資格や検定でも、英検はもっとも多かった。次に漢検(日本漢字能力検定)、TOEICと続いた。

 どの学年でも受検者が1桁と少なかった、ジュニア・プログラミング検定と理検(実用理科技能検定)は、これから取得したい資格・検定では多くの票を集めた。特に2021年度より全国の中学校でプログラミング教育が必修化されたことにより、プログラミングへの関心が高まっているようだ。

 また、資格・検定を受検する目的を聞くと、「受験に役立てるため」が全学年とももっとも多く、次は「将来就きたい仕事に役立てるため」。中学生のうちから将来のキャリアに向けた準備を積極的に行っていることがわかった。

 資格や検定の勉強に利用したものは、全学年で「参考書・問題集」がもっとも多く、1年生と2年生では「アプリ」や「タブレット学習」など、オンラインリソースの使用割合も多かった。

《藤本ゆう子》

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