東北大学は8月23日、経済的に困窮している学部学生に対し、大学独自で返済不要の給付型奨学金を創設すると発表した。10月から事業を開始し、50人の学部学生に月額3万円を給付する。 東北大学では東日本大震災後、創立100周年記念事業募金を原資として2008年に設けた「東北大学基金」を活用し、独自の奨学金制度「元気・前向き奨学金制度」を創設。被災学生に月額10万円を給付している。 今回、経済的理由で修学が困難な学生に対する修学支援を目的に「元気・前向き奨学金制度」を拡大。対象に「経済的に困窮している学部学生」を加え、「東北大学基金」を活用して、経済的に困窮する学生が勉学などに専念できる環境を整備するため、返済不要の奨学金を給付する。 事業開始は10月。定員50名に月額3万円の奨学金を給付する。なお、東日本大震災の被災学生(学部学生・大学院生)に対しては、現行の月額10万円の奨学金を維持する。
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