Times Higher Education誌編集長のPhil Baty(フィル・ベイティ)氏は8月、公式ブログにおいてTHE世界大学ランキング2018の結果について言及。今回の発表には2万人以上の教職員、研究者などの専門家が大学の評価に協力し、論文引用数の調査・分析には2014年からパートナー関係にあるエルゼビアのScopus(スコーパス)を活用したという。Scopusは、査読済みの学術文献を収録する、世界最大規模の抄録・引用文献データベース。Baty氏はランクインした大学の一部についても触れ、中国や韓国などの大学がランクインしていると述べている。
具体的な世界大学ランキングは明言されていないが、THEのほか、英グローバル高等教育評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)、サウジアラビアの世界大学ランキングセンター(The Center for World University Rankings:CWUR)による世界大学ランキングのほか、上海交通大学の大学研究センターによる世界大学学術ランキング(Academic Ranking of World Universities:ARWU)などが指標対象に含まれていると見られる。よって、SGUが指定されてからは特に、国内大学のランキング入りとその順位が注目されている。