名工大、理系女性の活躍推進「ダイバーシティ推進センター」開設

 名古屋工業大学は10月1日、新たな女性研究者・女性技術者支援を中心とするダイバーシティ推進事業をスタートさせるため「ダイバーシティ推進センター」を開設した。平成34年度までに女性研究者在職比率15%を目指すとしている。

教育・受験 大学生
名古屋工業大学「ダイバーシティ推進センター」
  • 名古屋工業大学「ダイバーシティ推進センター」
  • Nitech CAN for Innovative Diversity
 名古屋工業大学は10月1日、新たな女性研究者・女性技術者支援を中心とするダイバーシティ推進事業をスタートさせるため「ダイバーシティ推進センター」を開設した。平成34年度までに女性研究者在職比率15%を目指すとしている。

 名古屋工業大学は、これまでの女性研究者支援の取組みが評価され、科学技術振興機構の平成29年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」に選定された。

 10月1日に開設された「ダイバーシティ推進センター」では、「Nitech CAN for Innovative Diversity」と題した持続可能な工学女性研究リーダー育成システムを構築。産・学で問題を共有し、「Comprehending(現状を知る)」「Acting(変革に向けて行動する)」「Networking(繋がり、拡げる)」の3ステップで女性研究リーダーを育成する。

 工学女子キャリア形成塾や女性研究リーダー養成塾の実施、女子大学院生を対象としたスタートアップ研究費の付与、地域産業界で活躍する女性技術者・研究者をプロジェクト特任教員として招くなどの支援策により、新たな女性研究者・女性技術者支援を中心とするダイバーシティ推進事業を展開していく。

 名古屋工業大学は、これまでに実施してきた「女性研究者研究活動支援事業」のノウハウと全国屈指の産学官連携実績を生かし、平成34年度までに女性研究者在職比率15%を目指すとしている。
《外岡紘代》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top