ショウワノートと中村印刷所、小学生向け「水平開きノート」を開発

 ショウワノートと中村印刷所は、共同で子ども向けの学習ノートを開発した。中村印刷所は「おじいちゃんのノート」を開発した印刷所。水平開きのノートの子ども用が2017年11月より販売される。B5判サイズで、価格は250円(税別)。

教育・受験 小学生
水平開きノートのラインナップ
  • 水平開きノートのラインナップ
  • 水平開きノートのポイント
  • 水平開きノートの使用例
  • 水平開きノートを開発した中村印刷所の中村社長
 ショウワノートと中村印刷所は、共同で子ども向けの学習ノートを開発した。中村印刷所は「おじいちゃんのノート」を開発した印刷所。水平開きのノートの子ども用が2017年11月より販売される。B5判サイズで、価格は250円(税別)。

 中村印刷所は、右と左の段差が出ず、水平に開けるノート「ナカプリバイン」を2014年10月に開発。その製造方法に関し、特許を取得。社員の孫がTwitterで宣伝し、3万以上リツイートされたことがきっかけで、マスコミで話題になった。

 今回、発売された子ども向け学習帳「水平開きノート」は、中村印刷所から水平開きの特許技術の提供を受け、ジャポニカ学習帳を製造しているショウワノートが開発。「全国の小学生にも水平開きのノートを使ってほしい」という中村印刷所社長の強い思いから実現したという。

 水平開き(180度開くこと)になることで、中央の折り目が気にならず、ストレスなくノートを使うことができる。特に理科や社会の授業で、図やグラフなどを見開きで大きく書くことができ、算数の授業などで用いる定規やコンパスなどもノートの両面を使って書くことができる。また、ノートをコピーやスキャンする際にも影が出ないことで、電子化へも対応がしやすくなっている。

 サイズはB5判(5ミリ方眼30枚)、カラーは5種で展開。価格は250円(税別)。全国の文房具店、書店、スーパーおよび通信販売で取り扱われる。

◆水平開きノート
サイズ:B5判(5ミリ方眼30枚)
価格:250円(税別)
※取扱いは全国の文房具店、書店、スーパーおよび通信販売
《鈴木邦明》

鈴木邦明

帝京平成大学 人文社会学部児童学科 准教授。1971年神奈川県平塚市生まれ。1995年東京学芸大学教育学部卒業。2017年放送大学大学院文化科学研究科修了。神奈川県横浜市と埼玉県深谷市の公立小学校に計22年間勤務。2018年からは帝京平成大学において教員養成に携わっている。「学校と家庭をつなぐ」をテーマに保護者向けにも積極的に情報を発信している。

+ 続きを読む

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top