10代7割、車内のパン・おにぎり飲食を容認…70代と大差

 公共交通機関を利用する際、10代の約7割が車内でおにぎりやパンを食べても良いと認識していることが、乗換えサービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所の調査で明らかになった。全世代平均の倍の割合で、若年層ほど車内飲食に抵抗がない傾向がみられた。

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電車・バス車内で食べても良いと思う食べ物を教えてください(全体)
  • 電車・バス車内で食べても良いと思う食べ物を教えてください(全体)
  • 電車・バス車内での飲食は問題があるとおもいますか
  • 電車・バス車内で食べても良いと思う食べ物を教えてください(ミントタブレット・ガム・飴以外)
  • ルウト研究所
 公共交通機関を利用する際、10代の7割が車内でおにぎりやパンを食べても良いと認識していることが、乗換えサービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所の調査で明らかになった。全世代平均の倍の割合で、若年層ほど車内飲食に抵抗がない傾向がみられた。

 「電車やバスでの飲食に関する意識調査」は、ヴァル研究所が提供するID「val ID(ヴァル アイディー)」に登録している10代~70代の男女1,472人が対象。2017年9月7日~19日にかけて、「公共交通機関を利用するときの意識調査」のひとつとしてインターネットで実施した。

 「電車・バス車内での飲食は問題があると思うか」との質問に、全体の18.3%が「問題ある」と回答し、5.2%が「問題ない」と回答した。10代の「問題ない」と回答した人は13.6%で、全体の倍以上の割合。「問題ある」と回答した10代はいなかった。全世代の中では70代以上がもっとも「問題ある」(35.6%)と感じており、10代とは特に大きな違いがみられた

 「電車・バス車内で食べても良いと思う食べ物」について、全体では「飴」92.4%、「ミントタブレット」89.6%、「ガム」88.7%となり、一口で口の中に収まるものは許容する人が多かった。「パン」34.7%、「おにぎり」33.9%、「スナック菓子」21.1%と続き、「カップ麺」の回答は1.3%だった。

 ミントタブレット・ガム・飴以外の食べても良いと思う食べ物については、世代別に大きな違いが見られた。10代では「パン」と「おにぎり」をともに68.2%が飲食可能と回答し、全体のほぼ倍の割合。70代の「パン」「おにぎり」(ともに22.2%)と比べると、3倍以上の開きがあった。

 ヴァル研究所では、車内飲食については認識に個人差はありそうなものの、若年層ほど抵抗がなくなっているのではないかと推測している。調査結果は今後、Webサイト「ルウト研究所」に掲載される予定。
《勝田綾》

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