女児の自己肯定感、ピークは10歳…ワコール調査

 ワコールは2018年3月2日、10歳前後の女子の今を切り取った「10歳キラキラ白書」2018年度版を発表した。分析によると、自分を大切に思う「自己肯定感」が10歳を境に下降していく傾向にあることが明らかになった。

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 ワコールは2018年3月2日、10歳前後の女子の今を切り取った「10歳キラキラ白書」2018年度版を発表した。分析によると、自分を大切に思う「自己肯定感」が10歳を境に下降していく傾向にあることが明らかになった。

 ワコールは、2015年から身体面・環境面ともに大きな変化が生まれる10歳の女子にとって大切なことを伝える「『10歳の未来』プロジェクト」活動を行っている。プロジェクト活動の一環として、10歳前後の女子の今を切り取った「10歳キラキラ白書」2018年度版をまとめた。

 「10歳キラキラ白書」2018年度版は、ワコールが運営する小中学生の女子向けに下着の悩みを解決するサイト「ガールズばでなび」の訪問者3,299人(このうち10歳は321人)を対象にインターネット調査を実施し、まとめたもの。調査期間は2017年9月~12月。目白大学心理カウンセリング学科の小野寺敦子教授の協力のもと、心身の成長度合いと親子の関係性について詳しく分析した。

 自己肯定感を測る項目の回答を得点化し、合計の平均値を算出したところ、10歳は2.87点とほかの年齢群に比べてもっとも高かった。また、「私は新しい友人がすぐできるほうだ」「私は誰とでもよく話すほうだ」など、恥ずかしがらずに積極的に人と関わろうとする「人との関わりが好き得点」は9歳が3.09点ともっとも高く、10歳の2.98点が続いた。

 しかし、「自己肯定感」と「人との関わり」への積極性は、年齢が上がるにつれて徐々に下がってしまう傾向がみられた。小野寺敦子教授は、「自分の良い点と悪い点について自覚するようになるのはちょうど10歳ぐらいからです。『悪い点は直さなければいけない』『今の自分ではダメだ』という意識が強くなるために、自己肯定感は年齢が上がるにつれ下がってしまうのです」とコメント。

 小野寺敦子教授によると、「子どもの自己肯定感の高さを維持していくには、家族同士が信頼して仲良くできるように努力すること、同年齢の友達だけではなく高齢者を含むさまざまな年齢の人たちと関わる機会をもつことが大切」だという。
《工藤めぐみ》

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