【高校受験2018】北海道公立高入試<英語>講評…読解・英作文が易化

 平成30年3月6日(火)、平成30年度(2018年度)北海道立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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2018年度 北海道公立高校入試<英語>講評
  • 2018年度 北海道公立高校入試<英語>講評
 平成30年3月6日(火)、平成30年度(2018年度)北海道立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。リセマムは、練成会の協力を得て、学力検査「英語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<英語>講評(練成会 提供)

 ここ数年と出題傾向は同じ。リスニングの配点も昨年度と同じで15点。

 標準問題の大問2は、matter、ridingなど使用頻度の低い語が正答となる問題があり、昨年度より難易度がやや上がった。問4は(3)、(4)が中3内容からの出題で、特に(4)は疑問詞whichの後ろに名詞を続ける部分での失点が多かったと思われる。

 大問3(裁量問題受験者用大問2)<A>は昨年と同程度の難易度。問2は新傾向。下線部の後ろの接続詞butをヒントに文脈を正確に読み取ることができたかがポイント。また問3の英問英答は昨年同様、正答率が低くなることが予想される。本文中の動名詞(making)から始まる英文を、質問文に合わせてwant to+動詞の原形の形に直すことができずに失点する生徒が多かったのではないか。<B>は昨年より易化。問2の質問文は「どのくらいの時間風呂に入るか。」という文意を読み取れれば答えやすかったと思われる。

 大問4(裁量問題受験者用大問3)は問1、問3が新傾向の問題だったが、全般的に答えやすく、難易度は下がった。問6のような部分英作文は例年正答率が低いが、今年は正答を導けた生徒が多いと予想される。

 裁量問題は配点(20点)は例年と変わらず、長文の語数(500語程度)も例年とほぼ同じ。自由英作文が6年連続で出題。職場体験に行きたいところと、そこで体験したいことという身近なテーマに戻り、しっかりと対策した生徒には答えやすかったと思われる。また、記号問題の難易度が昨年度より易化。できごとを起きた順に並べかえる問3は8年ぶりの出題だが、過去2年の「全て選びなさい」という設問に比べると易しい。問5英作文は文全体の意味を読み取って比較の文を作ることに気付く必要があり、正答率は低いことが予想される。

 全体的に読解、英作文が昨年度より易化したため、手応えを感じている生徒も多いのではないかと思われる。
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 このレポートは平成30年3月6日(火)に速報として練成会により作成されたもの。

協力:練成会
《編集部》

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