十字キーで操作、プログラミング教材「IchigoDake SC」

 ナチュラルスタイル代表の松田優一氏、jig.jp代表の福野泰介氏、ict4e代表の原秀一氏が代表を務める団体「プログラミングクラブネットワーク(PCN)」は2018年4月2日、「IchigoDake SC」の販売を開始した。価格は980円(税別)。

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IchigoDake SC
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 プログラミングクラブネットワーク(PCN)は2018年4月2日、十字キー操作でプログラミングが楽しめる「IchigonQuest」をリリースし、「IchigoDake SC」として販売を開始した。価格は980円(税別)。IchigoDake SCと連動するダンボールロボットも販売する。

 IchigonQuestは、クエストスタイルインターフェイスを採用し、矢印キーやエスケープキー、エンターキーのみでプログラミングできる、IchigoJam用のOS。手のひらサイズのプログラミング専用子どもパソコン「IchigoJam」にインストールして利用する。キーボードタイピングの必要がなく、アルファベットを勉強する前の小学校低学年からでもプログラミングを始められる。

 IchigonQuestプログラミングでは、IchigonQuestの世界で主人公になり、プログラミングで冒険をする。主人公は「じゅもん(コマンド)」と「どうぐ(変数)」を組み合わせて冒険する。じゅもんを使うとLEDを光らせたり、画面に文字を出したりと、さまざまなことができる。外部との入出力も使えるので、モーターやセンサーを動かすことも可能。また、どうぐを使えばプログラミングの変数の概念を学ぶことができる。主人公が冒険で何をするかをまとめたものが冒険書(プログラム)となる。組合せによってゲームを作ったり、ロボットを動かしたりできる。

 IchigoDake SCは、手のひらサイズのプログラミング専用子どもパソコン「IchigoJam」のコア部分を切り出した、丈夫で安価なパソコン。IchigonQuestが搭載されたIchigoDake SCをドックステーションとなる「IchigoIgaiスクールセット」に差し込むだけで、すぐに冒険に旅立つことができる。難しいセッティングは不要。価格はIchigoDake SCが980円、IchigoIgaiスクールセットが7,980円(いずれも税別)。

 paprikaスクールセットは、IchigoDake SCを挿しこむだけですぐにプログラムを実行できるダンボールロボット。手軽にロボットプログラミングを楽しめる。価格は8,980円(税別)。ロボットのほかにもLEDやモータ、センサーなどを使う電子工作と組み合わせることもでき、今後もさまざまな教材を提供予定だという。

◆IchigoDake SC
価格:980円(税別)
概要:各種部品のほか、ピンソケットも標準実装。購入後すぐに使用可能。IchigonQuestバージョン、BASICバージョン、JavaScriptバージョンがあり、3種類から選択可能。使用者の年齢、環境に合わせて好みの言語を選べる。

◆IchigoIgaiスクールセット
価格:7,980円(税別)
セット内容:IchigoIgai、4.3インチモニター、USBキーボード、micoUSBケーブル、5V→12V昇圧変換ケーブル、専用ダンボールケース
※IchigoDakeは別売
※電源用の5Vアダプタ、モバイルバッテリーはオプションで販売

◆paprikaスクールセット
価格:8,980円(税別)
セット内容:paprika(組立済)、DakeJacket、MapleSyrup
※IchigoDakeは別売
※肩のサーボモータはオプションで販売
《工藤めぐみ》

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