新歓コンパシーズン、大学生のイッキ飲み・アルハラ防げ

 大学の入学式が終わり、新入生歓迎コンパシーズンを迎える。イッキ飲み防止連絡協議会は「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2018」の実施をスタートした。大学やサークル幹部ができることと、明治大学、東京大学の取組みを紹介する。

生活・健康 大学生
イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2018
  • イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2018
  • 政府広報オンライン「急性アルコール中毒の怖さを知っていますか?」
  • 明治大学「サークル活動にあたっての注意事項」
 大学の入学式が終わり、新入生歓迎コンパシーズンを迎える。イッキ飲み防止連絡協議会は「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2018」の実施をスタートした。全国の大学へ要望書とポスター・チラシの配布、啓発グッズの配布などに取り組む。

 「イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2018」は、アルコールの「イッキ飲み」や「イッキ飲ませ」で若い命が奪われる事件が二度と起こってほしくないという思いから、遺族・予防団体・大学生協・酒類業界が一体となって1993年に開始した取組み。第26回キャンペーンとなる2018年は、全国の大学に要望書とポスター・チラシを配布、啓発ツールの配布、SNSでの情報発信などを実施。Webサイトでも、「大学生の飲酒事故と対策」「飲み会に行く前に知っておきたい基礎知識」などの情報発信を行っている。

急性アルコール中毒を防ぐには



 Webサイトの「大学で実践していただきたい防止対策」によると、アルコールハラスメントの「伝統」は、上級生から下級生へと引き継がれていくという。キャンペーンでは、「さまざまな機会をとらえて、アルコール予防教育や啓発キャンペーンを実施する」「サークル等の幹部・顧問に対して予防研修を実施する(酔った人への介抱の仕方も含めて)」などを強く要望。対策のためのヒントとして、啓発グッズを配布・発売しており、Webサイトから申し込むことができる。

 政府広報オンラインの暮らしに役立つ情報にも、平成30年4月12日に「急性アルコール中毒の怖さを知っていますか?」と題した記事が公開された。記事内では東京消防庁資料から、平成28年中の急性アルコール中毒による救急搬送人員について、20代は突出して多いというデータを紹介。それによると、30代2,653人、40代1,792人などに対して、20代は6,988人だった。

 急性アルコール中毒を防ぐための方法として、「自分の適量、その日の体調を把握する」「イッキ飲みはしない、無理強いはしない・させない」「お酒が飲めない体質の方は、周囲の人に『お酒が飲めない体質です』と事前に伝えておく」がある。もし、一緒に飲んでいる人が酔いつぶれた際は、「1人にせず、誰かが必ず付き添う」「横向きに寝かせる(回復体位)」「体を温める」などして介抱すること。意識がない、呼吸がおかしい、全身が冷えきっているなどの症状が見られた場合は命に関わる可能性があるため、すぐに救急車を呼ぶ必要がある。

イッキ飲み・アルハラ防げ、大学の取組み



 各大学も学生に注意を促す取組みを行っている。

 たとえば、明治大学はWebサイトの「サークル活動にあたっての注意事項」に飲酒事故防止などについて掲載。各サークルに「未成年の飲酒は禁止」「『イッキ飲み』はしない、させない」「はやす、あおる等の行為を含め、他者に飲酒を強要しない」などを呼びかけ、「この種の『イッキ飲み』行為をした者に対し、学則に基づき厳正に対処する」と明記している。

 東京大学は「学生生活上の注意喚起」にて、飲酒に関する注意などを掲載。不適切な飲酒は生命の危険をともなう事故や各種の非違行為につながりうるとして、大学生活で特に注意するよう、さまざまな機会に注意喚起などを行っているという。
《黄金崎綾乃》

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