東京の学生1人暮らしへの仕送り額は平均9万5,000円

 東京の大学・専門学校に通う子どもへの仕送り額は平均約9万5,000円であることが、LeoSophiaの調査により明らかになった。全国の大学生の平均仕送り額よりも2万5,000円ほど高く、東京で1人暮らしをする子どもには全国平均よりも多く仕送りしていることが明らかになった。

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東京の1人暮らしの仕送り額
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 東京の大学・専門学校に通う子どもへの仕送り額は平均約9万5,000円であることが、LeoSophiaの調査により明らかになった。全国の大学生の平均仕送り額よりも2万5,000円ほど高く、東京で1人暮らしをする子どもには全国平均よりも多く仕送りしていることが明らかになった。

 調査は、2種類の媒体を使って東京の大学・専門学校に通う子どもをもつ150世帯を対象に実施。楽天インサイトでは選択式のWebアンケートを100名に、ランサーズでは選択式・記述式のWebアンケートを50名に行った。調査期間はいずれも2019年6月7日~10日。

 東京の大学・専門学校に通う子どもへの仕送り額は平均約9万5,000円。全国大学生活協同組合連合会が2016年に実施した「第52回学生生活実態調査」では全国の大学生の仕送り額は平均7万円前後であることから、全国平均と比べて約2万5,000円高いことがわかった。

 世帯年収別にみると、年収200万円~350万円未満は平均4万円、年収350万円~500万円未満は平均8万円、年収500万円~700万円未満は平均6万円、年収700万円~1,000万円未満は平均6万円など。年収500万円~1,000万円未満の家庭よりも、年収350万円~500万円未満の家庭のほうが仕送り額が高かった。

 男女別では、男子大学生8万4,000円に対し、女子大学生は11万円。男子学生よりも女子学生のほうが約3万円高く、女子大学生は東京の学生全体の平均よりも1万5,000円高い。

 学校分類別にみると、国立大学は平均8万9,000円、公立大学は平均15万8,000円、私立大学は平均9万2,600円、専門学校は平均8万円だった。

 大学生の学年別の仕送り額は、1年生が平均8万2,400円、2年生が平均11万5,000円、3年生が平均9万5,000円、4年生が平均7万6,400円と、2年生で多くなり学年を重ねるごとに仕送り額は減少していた。

 子どもの住まいの形態別にみると、マンションは平均12万円、アパート・下宿は平均8万5,800円、学生寮は平均8万7,000円。東京23区内のマンションで家賃を8万円~10万円払っていることを考えると、仕送りと合わせて毎月20万円以上を子どもに支払っていることが推察される。アンケートでは、子どもをマンションに住ませている保護者は「子どもが生活に困らない最低限の額を支給している」、子どもをアパートや下宿に住ませている保護者は「周りの人や口コミを目安にした金額を支給している」という共通点があった。

 東京23区別の仕送り額は、品川区の平均19万円がもっとも高い。ついで、葛飾区の平均13万円、板橋区と墨田区の平均12万円、新宿区の平均11万円など。もっとも少なかったのは、千代田区と世田谷区の平均5万円だった。

 保護者の仕送り額の基準として、「光熱費や食費などの生活費が賄える程度」「周りの人の意見を参考にして決める」「子どもにアルバイトの負担をかけたくない」という意見が多かった。また、仕送り額を決める際に、食費や光熱費、交通費を計算して金額を決めている保護者も多かった。
《外岡紘代》

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