中学生向け金融教育教材、社会科・家庭科を公開

 金融広報中央委員会は2018年4月20日、中学生向け金融教育教材を公表した。起業が模擬体験できる「社会科」(公民的分野)、金銭管理をテーマとした「技術・家庭科」(家庭分野)の金融教育教材があり、Webサイトからダウンロードして授業で使うことができる。

教育・受験 先生
 金融広報中央委員会は2018年4月20日、中学生向け金融教育教材を公表した。起業が模擬体験できる「社会科」(公民的分野)、金銭管理をテーマとした「技術・家庭科」(家庭分野)の金融教育教材があり、Webサイトからダウンロードして授業で使うことができる。

 今回、公開された金融教育教材は、「社会科」(公民的分野)の「私たち中学生で会社をつくろう―模擬起業体験を通して、経済の仕組みを学ぼう―」「私たち中学生で会社をつくろう―実際の起業体験を通して、経済の仕組みを学ぼう―」、「技術・家庭科」(家庭分野)の「生活に必要な金銭の流れを理解し、消費行動を見直そう―『見えないお金』が見えてくる!―」の計3種類。

 中学生を対象としたワークシート形式の教材で、学んだ内容や自分の考えなどが記入できる。単元の目標、学習の評価方法、指導計画などを掲載した教員向けの指導書も別冊で公開している。

 このうち、「私たち中学生で会社をつくろう―模擬起業体験を通して、経済の仕組みを学ぼう―」は、「会社をつくる」というゴールを目指して起業を模擬体験しながら、会社の仕組みや工夫、金融の働きや職業の意義などを学ぶことができる。

 「生活に必要な金銭の流れを理解し、消費行動を見直そう―『見えないお金』が見えてくる!―」では、日常の生活や行動を振り返りながら金銭管理、キャッシュレス化の進行に伴う多様な購入方法や支払い方法の仕組み、消費者被害などを学び、考えていく。

 ワークシートは、広く使われているワープロソフト形式などでも掲載しているため、教員のニーズや授業にあわせて、自由に加工して活用することができるという。
《奥山直美》

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