15歳未満の子どもの数は37年連続減少、東京のみ増加

 総務省は5月5日の「こどもの日」にちなんで、平成30年4月1日現在の15歳未満人口を公表した。15歳未満の子どもの数は1,553万人と37年連続で減少。前年に比べ増加しているのは東京都だけだった。

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子どもの数および割合の推移
  • 子どもの数および割合の推移
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  • 各国における子どもの割合
  • 都道府県別子どもの数および割合
 総務省は5月5日の「こどもの日」にちなんで、平成30年4月1日現在の15歳未満人口を公表した。15歳未満の子どもの数は1,553万人と37年連続で減少。前年に比べ増加しているのは東京都だけだった。

 15歳未満人口は、平成30年4月1日現在について推計した人口(概算値)。都道府県別人口については、平成29年10月1日現在の人口(確定値)。人口推計では、国勢調査による人口を基礎に、その後の人口の動向を他の人口関連資料から得て、毎月1日現在の人口と、より詳細な毎年10月1日現在の人口を算出している。

 15歳未満の子どもの数は1,553万人で前年(平成29年)と比べて17万人減少した。昭和57年から37年連続して減少し、過去最低となった。男女別では、男子が795万人、女子が758万人で、男子が女子より37万人多い。

 総人口に占める子どもの割合は12.3%と昭和50年から44年連続して低下し、過去最低となった。各国と比べてみると、推計時点(年次)に相違はあるものの、日本がもっとも低い。

 都道府県別にみると、子どもの数が前年と比べて増加しているのは東京都のみ。子どもの数が100万人を超えるのは東京都と神奈川県、愛知県、大阪府の4都府県だった。

 また、子どもの割合は「沖縄県」が17.1%ともっとも高く、ついで「滋賀県」14.1%、「佐賀県」13.7%など。一方、「秋田県」が11.0%ともっとも低く、「青森県」11.0%、「北海道」11.1%、「東京都」11.2%が続いた。
《工藤めぐみ》

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