【大学受験2019】関大・化学生命工学部、新AO入試「KUMP型」導入

 関西大学は2019年度入試より、化学生命工学部化学・物質工学科において新たなAO入試枠「関大メディカルポリマー(KUMP)型」を導入すると発表した。関大のものづくり分野が目指す「未来医療」を創出する機器等をともに開発する人材を募集する。

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関大メディカルポリマー(KUMP)イメージ図
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 関西大学は2019年度入試より、化学生命工学部(化学・物質工学科)において新たなAO入試枠「関大メディカルポリマー(KUMP)型」を導入すると発表した。関大のものづくり分野が目指す「未来医療」を創出する機器等をともに開発する人材を募集する。

 「KUMP(ケーユーエムピー)型」AO入試は、2016年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業に採択された「未来医療」を創出する関大発の医療材料・機器の開発を目指すプロジェクト「KU-SMART PROJECT」と連動して導入される。医学部を持たない関西大学だが、医療に必要な「道具」や「装置」を開発するものづくり分野の研究力を生かして、プロジェクトに貢献する人材を獲得しさらなる研究力の向上につなげたいねらい。

 関大メディカルポリマー(KUMP)は、関西大学が開発した医療用の高分子材料。化学生命工学部(化学・物質工学科)とシステム理工学部(機械工学科)が大阪医科大学の臨床医の協力を得ながら、関大発Made in Japanの医療用材料や医療機器を開発する「KU-SMART PROJECT」を進めている。最終的には、医療現場の「人(患者と臨床医)に届ける」ことを目標に「関節を再生するポリマー」や「副作用を減らすがん治療」「病気の早期発見につながる検査機器」などの開発・研究に着手しているという。

 AO入試「KUMP型」を実施するのは化学生命工学部(化学・物質工学科)。募集人員は3名。求める人物像として、高等学校等における履修科目において関西大学が指定する基準を満たしていることを前提に、医療機器や医療用材料に関する知識とその開発に携わりたいという意欲を自らの学びに基づいて強く説明・アピールできる者があげられている。なお、レポート課題ではWebコンテンツ(KUMPに関する動画)を使用するという新しい試みが導入される予定。

 募集内容の詳細については、2018年6月中旬に公開予定の入学試験要項にて確認できる。また、関西大学入学試験情報総合サイト「Kan-Dai web」でも入試に関する最新情報を随時掲載していく。
《畑山望》

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