2年間で子どもの5割が自己肯定感に変化、勉強や将来目標が影響

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自分の良いところが何かを言うことができるか
  • 自分の良いところが何かを言うことができるか
  • 自己肯定感の変化
  • 「成績の変化」と「自己肯定感の変化」の関連
  • 「将来の目標の変化」と「自己肯定感の変化」の関連
  • 「努力すればたいていのことはできる」と考える保護者と子どもの「自己肯定感」の関連
  • 東京大学社会科学研究所
  • ベネッセ教育総合研究所
 東京大学社会科学研究所とベネッセコーポレーションの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」の調査によると、2年間で「自己肯定感」が「肯定から否定」または「否定から肯定」と変化があった子どもが5割にのぼったことが明らかとなった。

 子どもの生活と学びに関する親子調査は、東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所が全国の小学1年生から高校3年生までの子どもとその保護者を対象に行ったもの(小学1年生から3年生は保護者のみ回答)。調査は、第1回が2015年7月から8月まで、第2回が2016年7月から8月まで、第3回が2017年7月から9月までの3時点で実施し、2年間における子どもの「自己肯定感」の変化を明らかにした。

 小4生から高3生で、「自分の良いところが何かを言うこと」が「できる(肯定)」と回答した子どもは全体の55.3%。「できない(否定)」と回答した子どもは43.4%だった。また、2年間で自己肯定感が「肯定から否定」または「否定から肯定」に変化した子どもは48.7%で、約半数を占めた。それに対して、「ずっと肯定」は31.1%、「ずっと否定」は20.3%だった。

 2年間で成績が「下位から上位・中位に上昇」した子どもは「ずっと肯定」29.2%、「否定から肯定」に変化した子どもは22.0%だった。成績が「ずっと下位」の子どもに比べて「ずっと肯定」は8.3ポイント、「否定から肯定」は4.5ポイント高かった。

 2年間で将来の目標が「不明確から明確」に変化した子どもは「ずっと肯定」29.2%、「否定から肯定」に変化した子どもは26.3%だった。目標が「ずっと不明確」な子どもに比べて「ずっと肯定」は12.3ポイント、「否定から肯定」は9.6ポイント高かった。

 また、「努力すればたいていのことはできるか」との問いに対して、「とてもそう思う」と回答した保護者の子どものうち、自己肯定感が「肯定」の比率は60.5%だった。そのほか、「まあそう思う」では56.5%、「あまりそう思わない」では51.0%、「まったくそう思わない」では44.7%。保護者が「努力の効果」を感じているほど、子どもの自己肯定感が高いことがわかった。
《桑田あや》

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