【自由研究】空を見上げてつくろう!雲ビンゴ(小学生向け)

 毎年夏休みに小中学生の宿題に出される「自由研究」は、普段はなかなか時間をかけて取り組むことが難しい研究や実験に挑戦できるチャンス。化学、物理、地学、生物…さまざまな分野から、おすすめのテーマをご紹介する。

教育・受験 小学生
【自由研究】空を見上げてつくろう!雲ビンゴ(小学生向け)
  • 【自由研究】空を見上げてつくろう!雲ビンゴ(小学生向け)
  • 用意するもの
  • 手順1
  • 9つの雲の例
  • 手順2
  • 手順3
  • 手順4
  • 手順5
 毎年夏休みに小中学生の宿題に出される「自由研究」は、普段はなかなか時間をかけて取り組むことが難しい研究や実験に挑戦できるチャンス。化学、物理、地学、生物…さまざまな分野から、おすすめのテーマをご紹介する。

 ここでは、毎日空を見上げて雲の写真をとって作る「雲ビンゴ」の作り方を紹介。自由研究テーマ選定の参考にしていただきたい。

空を見上げてつくろう!雲ビンゴ


【雲と天気の変化(5年生)】 調査


対象学年:3~6年生 むずかしさ:★★ 所要時間:1カ月



 毎日、空を見上げて雲の写真をとろう!きっと、いろいろな雲がみつかるよ。みつけた雲でビンゴゲームをして、家族や友だちと勝負!

用意するもの



デジタルカメラ 写真が印刷できるプリンター 画用紙 ペン

ビンゴカードのつくりかた




本やインターネットなどで雲の種類と名前を調べる。代表的な雲は世界共通で10種類あり、正式な名前も決められているよ。もちろん、それ以外にもたくさんの雲の種類があり、日本名もいろいろあるんだ。



調べた雲の中から、夏に見られそうな雲を9つ選んで決める。見なれてこないと、すぐにはっきりと名前が決められない雲もあるので、見てわかりやすい雲の種類を選ぼう。それを画用紙に、上の写真を参考に好きな位置にかきこみ、ビンゴカードをつくる。ビンゴ対決をする場合は、雲の名前の並びかたを変えた紙を人数分、用意する。


毎日、空を見て、いろいろな雲を探す。ビンゴカードの中にかいた雲が見つかったら写真をとる。カードの中にない雲の写真もとっておくと楽しいし、まとめの発表に活用することができるよ。


とった写真は、プリントしてビンゴカードにはりつける。見た場所と日にちもかいておこう。たて、横、ななめに写真がそろえばビンゴになるよ。1カ月でいくつのビンゴができるか挑戦しよう。


1日のうちでも、雲の種類はどんどん変わっていくので、同じ日にも何回か空を見よう。


ためしてみよう!



チャレンジ1
なつ休みが終わると秋。秋は夏以上に美しい雲が見られる季節だよ。うろこ雲、ひつじ雲などは俳句の秋の季語にもなっているね。ビンゴの秋バージョンをつくって、空の観察を続けてみよう。春夏秋冬の4つの季節でやってみると、1年間の空のようすがとてもよくわかるようになるよ。

チャレンジ2
カメラで写真をとるのではなく、絵をかいてみてもいいね。ビンゴカードのつくりかたになれたら、4×4マスの16マスのビンゴをつくり、世界で決められている10種類の雲を、時間をかけて全部探してみよう。


チャレンジ3
自然を利用したビンゴには、さまざまな種類が考えられるよ。夏休みを通じて、9種類の昆虫を探してみる昆虫ビンゴなども楽しいね。



調査でサイエンス



 雲にはたくさんの種類があることがわかります。その日の雲の種類と天気には、重要なつながりがあります。

発表のためのまとめ


1カ月続けた雲ビンゴのカードを見みせて、どんな雲が多かったか、雲と天気・気温の関係など、気がついたことを発表しよう。

小学生の夏休み自由研究ブック

発行:永岡書店

<著者プロフィール:NPO法人 ガリレオ工房>
教師を中心にジャーナリスト、研究者、学生などで構成する科学実験の研究・開発グループ。そのユニークで独創的なアイデアや方法は、各界で高い評価を受けている。雑誌・新聞などでの発表のほか、テレビの科学番組にも企画協力している。また、全国各地での実験教室やサイエンスショーも手がけている。2002年に吉川英治文化賞受賞。同年NPO法人として認可される。

《リセマム》

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