9月1日の防災の日にあわせて、神戸市消防局は発足70周年を記念して、文房具を使った防火防災を啓蒙する動画を公開しました。 神戸在住で可愛らしいタッチが持ち味の有村綾さんのイラストが、キャンパスノートに描かれる形で物語は進んでいき、消しゴムやカッターなどの文房具も途中で登場し、イラストを「消す」や「切る」といった演出をしています。 この企画は、針なしホッチキス「ハリナックス」の形が、消防車に似ていることから、コクヨの文具とぜひ一緒にコラボしたいという神戸市消防局の高岡さんの思いから始まりました。そうして何回も企画会議や打ち合わせを重ねるうちに、文房具とイラストを使った動画による啓蒙に行きついたのです。 イラストは、2月に行われた大規模な化学災害対応訓練を視察するなど、現場のリアルを体感しながら描かれたものです。神戸市消防局では、日々の訓練をはじめ、工場での化学物質漏洩や、2019年開催のラグビーワールドカップを想定したテロ対応訓練など、大規模な訓練も行っています。このような日ごろからの訓練によって、市民が安心して暮らしていけるように支えてくれているのです。 今回制作した動画は、YouTubeでの公開だけでなく、消防局が実施する防災イベント等で放映するなど、インターネット上以外でも積極的に活用していく予定だそうです。みなさんもこの動画を家族で見ながら、いざという時の備えについて話をしてみてはいかがでしょうか。