遠出ドライブ経験、幼少期の幸福度に好影響

 ダンロップタイヤの調査によると、幼少期に行楽や旅行を目的とした2時間以上の「遠出ドライブ経験」がある人は、経験していない人と比較して幼少期の幸福度が高かったことが明らかとなった。

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幼少期の生活で幸せを感じていたか
  • 幼少期の生活で幸せを感じていたか
  • 幼少期のドライブで記憶に残っている遠出先TOP3
  • 遠出ドライブ経験と幸福度の関係性
  • 東北大学加齢医学研究所の瀧靖之氏
  • 子どもに遠出ドライブを経験させたいと思うか
  • 子どもに遠出のドライブを経験させたいと思わない理由
 ダンロップタイヤの調査によると、幼少期に行楽や旅行を目的とした2時間以上の「遠出ドライブ経験」がある人は、経験していない人と比較して幼少期の幸福度が高かったことが明らかとなった。

 「幼少期の幸福度に関する意識調査」は、ダンロップタイヤが自家用車を所有する子持ちの20代~40代の男女を対象に実施したもの。調査期間は2018年9月15日~17日。400名の有効回答を得た。なお、この調査では「幼少期」を0歳~12歳までの期間とする。

 幼少期に記憶に残っている遠出ドライブ先を聞いたところ、もっとも多かった回答が「テーマパーク・遊園地」62.8%。そのほか、「温泉」44.4%、「夏祭りや花火などの季節のイベント」36.0%など、親子で楽しめるスポットが記憶に残る遠出ドライブ先として上位にランクインした。

 幼少期の生活で幸せを感じていたかと聞いたところ、幼少期に遠出ドライブ経験のある人の93.2%が「はい」と回答したのに対し、遠出ドライブ経験のない人で「はい」と回答した人は52.8%だった。両者で40%以上も差があり、幼少期のドライブ経験が幸福度に影響を与えていることがわかった。

 幼少期の幸福度に点数を付けるとしたら何点かと聞いたところ、遠出ドライブ経験のない人の平均点は58.6点、遠出ドライブ経験のある人は78.1点と評価。遠出ドライブの頻度別にみると、もっとも頻繁に遠出ドライブを経験した(月に1回程度)と回答した人の約80%が80点以上の点数をつけており、頻度が高くなるにつれて幸福度が高くなる傾向があった。

 東北大学加齢医学研究所の瀧靖之氏は、良好な親子関係とより多くの実体験は子どもの好奇心の成長や幸福度向上に寄与すると考えられ、「自由度が高い」「さまざまな場所に行きやすい」「より多くの実体験が可能」「より多くの親子の時間を過ごすことが可能」な遠出ドライブは、「子どもたちの主観的幸福度を高める効果がある」と解説している。

 子どもに遠出ドライブ経験をさせたいと思うかと聞いたところ、「はい」と回答した人は全体で89.0%。その理由として、もっとも多かった回答が「子どもにいろいろな経験をさせたいから」だった。一方、自身の子どもに遠出ドライブ経験をさせたくないと回答した人の中には、「事故を起こすのが怖いから」「車の運転が苦手だから」「長時間の運転に不安があるから」など、事故のリスクや自身の運転スキルに不安を感じる人が多数いることも明らかとなった。
《桑田あや》

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