「キャンパスアートアワード」は、コクヨと読売中高生新聞が共同で開催する中高生向けの絵画コンペティションで、今年で4回目の実施。今年のテーマである「My Sweet Home Town~地元のイチオシ~」にそって、地元の風景や風習、行事、料理などをモチーフにした作品が全国から寄せられました。
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さらに、今回の「キャンパスアートアワード2018」では、AKB48チーム8から選ばれた6名のメンバーが応援団として就任しました。選出されたのは、北海道・東北地区代表の谷川聖さん、関東地区代表の本田仁美さん、中部地区代表の歌田初夏さん、近畿地区代表の濵咲友菜さん、中国・四国地区代表の高岡薫さん、九州地区代表の倉野尾成美さんの6名。
全国で開催されたオーディションの末、47都道府県から各1人ずつ選出されたチーム8のメンバーだけあって、応援団就任が決定したときには喜びもひとしおだったとか。作品の応募が始まった6月から今まで、「会いに行くアイドル」として地域に根ざした活動を行いながら、受賞をめざす全国の中高生に向けてエールを送ってきました。この5ヶ月間「キャンパスアートアワード2018」を見守り続けたチーム8の皆さんが選ぶのは、その名も「AKB48チーム8賞」です。
作品のレベルの高さを大絶賛する応援団メンバー
11月13日都内某所、メンバーがそろい、いよいよ審査が始まりました。この日集まったのは、谷川聖さん、歌田初夏さん、濵咲友菜さん、倉野尾成美さんの4名。当日参加できなかったメンバーは事前にデジタルデータで審査を行い、その結果も加味しながら審査を進めることに。
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机の上にずらりと並べられた応募作品を見て、最初は言葉もなく、じっと見入っていました。「すごい…」「本当に中学生が描いたの?」と、作品のレベルの高さに、全員から感嘆のため息と驚きの声が漏れます。
作品をひとつずつ手に取って熱心に見ながら、自分の地元の作品があると、ついつい笑顔になってしまう場面も。しかし審査に私情は挟まないということで、すべての作品に公正な気持ちで臨んでいきます。
作品の裏には、タイトルや作者の出身地、年齢、作品にこめた思いなどが書かれています。作品をじっくり眺め、次に裏面に書いてある作者のメッセージを熟読。頷いたり、驚いたりしながら審査するようすは真剣そのものです。
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審査の方法は、まずは一次審査として1人3点ずつ作品を選び、投票数の多い作品を選出しました。
「これ、ノートの表紙になったらかわいいよね」
「ここは、どうやって描いているのかな?」
「中学2年で、このスキルはヤバい!」
各々感想を言い合いつつ、4人は悩みながら選んだ作品に1票を投じていきます。この場に参加できなかったメンバーの票も、ここで集計結果に加算します。
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一次審査に残ったのは、11点。かわいらしい絵柄から、迫力のあるもの、美しい風景画、デザイン性の高いものまで、千差万別です。個性的な作品が並び、良いところもそれぞれ。どれかひとつになんて決められません。
最終審査で大揉め!?悩みに悩んだ結果は…
投票と集計を繰り返し、いよいよ最終投票です。残ったのは2点。
かたや、コテコテの大阪をバランスよく表現したデザイン性の高い作品。もうひとつも、佐賀県の郷土愛がぎっしりと詰まった作品。どちらもすばらしく、メンバーは2つの作品の前で頭を抱えています。
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「こっちの作品がなければ迷わなかったのに~」「どちらも良いけれど…こっちも、あきらめきれない!」「どっちも地元愛があるよね」と、全員が決めかねているようす。
そして行われた運命の最終投票。なんとそれぞれ同じ得票数で同点。何度審査を行っても、双方譲らず同票のまま決まりません。審議の結果、今回特別に最終投票に残った2点が「AKB48チーム8賞」として選ばれることに!