法曹コース創設、法科大学院修了まで最短5年に…文科省

 政府は、学部段階から最短5年で法科大学院が修了できる「法曹コース」を創設する方針を固めた。学生の時間的・経済的負担軽減などを目指す法曹養成改革の一環。在学中の司法試験受験資格の導入と合わせて、関連する法改正に向けて準備を進めている。

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「法曹コース」の学生を対象とする特別選抜の導入に伴う法科大学院入学者選抜の全体イメージ
  • 「法曹コース」の学生を対象とする特別選抜の導入に伴う法科大学院入学者選抜の全体イメージ
  • 文部科学省
 政府は、学部段階から最短5年で法科大学院が修了できる「法曹コース」を創設する方針を固めた。学生の時間的・経済的負担軽減などを目指す法曹養成改革の一環。在学中の司法試験受験資格の導入と合わせて、関連する法改正に向けて準備を進めている。

 2019年1月28日に開催された中央教育審議会大学分科会法科大学院等特別委員会で、「法曹コース」に関する考え方などが示され、制度設計について大筋了承された。

 「法曹コース」は、法学部などを設置する大学が法科大学院と連携して、学部段階から一貫的・体系的な教育を行うもの。法曹を志望する学生が、法曹となるまでの時間的・経済的負担を軽減するため、早期卒業や飛び入学により学部を3年間で修了し、法科大学院既修者コースに接続することを想定している。「法曹コース」導入により、学部入学から法科大学院修了までに要する期間は最短5年に短縮される。

 法曹養成制度改革ではこのほか、法科大学院在学中に司法試験の受験を認めることも盛り込んでおり、関連する法改正に向けて準備中。「法曹コース」の開始時期は、2020年度に2年次に進級する学生を念頭において調整する計画。政府は、法務省とも連携しながら、現在開会中の通常国会への関連法案提出に向け、検討を進めていきたいとしている。

 法曹コースの創設について、文部科学省の柴山昌彦大臣は、2月19日の記者会見で「予備試験の方に学生が集中して、法科大学院が敬遠されるという中にあって、少しでもそういったギャップを解消するということで今回のような短縮コースが設けられたことは、私は非常に大きな意義があると考えている」と語った。
《奥山直美》

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