大学生の進路決定率は年々上昇、2018年は90%

 旺文社教育情報センターは2019年3月1日、「大学の真の実力情報公開BOOK」データ分析を公開した。大学の卒業者における2018年の進路決定率は90.0%で、4年連続で上昇していることがわかった。おもな要因は就職状況の改善だという。

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進路決定率の推移
  • 進路決定率の推移
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  • 2018年 学部系統別進路決定率
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  • 地区別進路決定率
  • 2018年 地区別進路決定率
 旺文社教育情報センターは2019年3月1日、「大学の真の実力情報公開BOOK」データ分析を公開した。大学の卒業者における2018年の進路決定率は90.0%で、4年連続で上昇していることがわかった。おもな要因は就職状況の改善だという。

 旺文社は、大学の「入口」と「出口」をまとめたデータブック「大学の真の実力 情報公開BOOK」を毎年9月末に発行している。学部別の入学者データと卒業者データを中心に、各大学が回答したアンケートをもとに、さまざまなデータを掲載。卒業者データから算出できる「進路決定率」について、2014年からの経年、男女別など、さまざまな観点から特徴をまとめている。

 進路決定率とは、大学の卒業者における就職者と大学院進学者の割合。2018年の進路決定率は90.0%で、2014年83.0%から7ポイント上昇。4年連続で上昇している。2014年から2018年までの卒業者総数に占める進学者の割合はいずれも11.0%前後で推移しており、大きな変化は見られない。一方、卒業者総数に占める就職者の割合は2014年70.2%から毎年増加し、2018年は77.2%。進路決定率上昇のおもな要因は、就職状況の改善だという。

 進路決定率を学部系統別にみると、文系は2014年80.2%から8.1ポイント上昇し88.3%。理系は2014年88.5%から4.6ポイント上昇し93.1%だった。毎年、理系は文系よりも進路決定率が高いが、その差は年々縮まっている。卒業者総数に占める就職者の割合が低調だった文系が、その割合を大幅に上げたことにより文理差が縮小され、全体の進路決定率上昇につながっているという。

 男女別では、進路決定率は男女ともに4年連続で上昇。卒業者総数に占める進学者の割合は4年間で大きな変化はないが、就職者の割合は男子7.1ポイント、女子6.7ポイント上昇している。

 地域別にみると、2014年から2018年まで全地区で進路決定率は上昇している。2018年にもっとも高かったのは「北陸・東海」93.3%。ついで、「中国・四国」91.5%、「北海道・東北」91.4%、「関西」89.6%、「関東・甲信越」89.2%、「九州」88.2%。「北陸・東海」は国立大・私立大ともに進路決定率が高く、私立大は92.8%とほかの地域に比べて高い。特に、北陸3県の私立大の進路決定率が95.0%と目立っている。また、自動車産業を中心に、東海地区に拠点を置く企業の業績が堅調であることも、進路決定率が高い要因だと分析している。
《外岡紘代》

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