2019年4月こと座流星群、見頃は22日夜~23日明け方

 4月こと座流星群が、2019年4月22日夜~23日明け方に見頃を迎える。2019年は月が明るいなど条件が悪く、観測できる流れ星は見晴らしがよいところで1時間あたり5個程度になりそう。

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4月こと座流星群 2019年4月22日夜~23日明け方の天気予報
  • 4月こと座流星群 2019年4月22日夜~23日明け方の天気予報
  • 2019年4月中旬20時ころ 東京の星空 (c) 国立天文台天文情報センター
 4月こと座流星群が、2019年4月22日夜~23日明け方に見頃を迎える。2019年は月が明るいなど条件が悪く、観測できる流れ星は見晴らしがよいところで1時間あたり5個程度になりそう。

 4月こと座流星群は、1861年に出現し、太陽の回りを約400年の周期で公転するサッチャー彗星が母天体。普段の年はそれほど流星数が多くないが、ときおり突発的に流星数が増加することで知られている。また、ひときわ明るい「火球」と呼ばれる流れ星が出現することもある。

 ウェザーニュースによると、2019年の活動ピークは4月23日午前9時ごろの予想で、日本での観測は4月22日夜から23日夜明け前がお勧め。例年、活動ピークには1時間に10個程度の流れ星が期待できるが、2019年は月明かりの影響が大きいため、視界が開けたところでも1時間に5個程度になりそうだという。

 見頃となる4月22日夜~23日明け方ごろの天気は、高気圧が東に離れ西から低気圧や前線が近づいてくるため、前線に近い九州は厚い雲に覆われ、観測にはあいにくの空模様となりそう。それ以外の広いエリアは観測が期待でき、特に東北エリアは一部地域を除いて「バッチリ見える」と予想されている。

 4月こと座流星群は、夜空のどこにでも現れるため、できるだけ空が広く見渡せる場所で、月を避けて観測するとよい。春とはいえ、夜の屋外は冷え込むため、防寒対策はしっかり準備した方がよさそうだ。
《奥山直美》

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