日本FP協会は2019年4月19日、2018年小学生の「将来なりたい職業」ランキングを発表した。1位に選ばれたのは、男子が「野球選手・監督」、女子が「パティシエール」。いずれも前年2位からランクアップし、2012年以来6年ぶりの1位となった。 小学生の「将来なりたい職業」ランキングは、日本FP協会が毎年実施している「小学生『夢をかなえる』作文コンクール」の応募作品に描かれた将来の夢(なりたい職業)を集計したもの。2018年の作文コンクール応募作品は2,469点あり、その中に描かれた「将来なりたい職業」は男子196種類、女子222種類あった。 男子は、前年2位の「野球選手・監督など」が112票を獲得して1位にランクアップ。前年1位の「サッカー選手・監督など」は106票で2位となったが、1位と2位に200票以上が集まり、野球とサッカー人気を反映した結果となった。3位・4位・6位は前年と変わらず、3位「医師」77票、4位「ゲーム制作関連」54票、6位「ユーチューバー」35票。5位は38票で、前年12位の「会社員・事務員」が浮上した。 女子も前年から1位と2位の順位が入れ替わり、1位「パティシエール」85票、2位「看護師」82票となった。1位に「パティシエール」が選ばれるのは、男子1位「野球選手・監督など」とともに、2012年以来6年ぶり。3位は「医師」80票、4位は「保育士」75票、5位には前年9位の「教師」が53票で入った。トップ10のうち、2位「看護師」、3位「医師」、6位「薬剤師」、7位「獣医」、10位「助産師」と、医薬系の職業が半数を占めた。 日本FP協会のWebサイトでは、すべての希望職業を網羅した詳細な集計結果、過去12年分のランキングなども公開している。◆2018年小学生の「将来なりたい職業」ランキング<男子>1位:野球選手・監督など2位:サッカー選手・監督など3位:医師4位:ゲーム制作関連5位:会社員・事務員6位:ユーチューバー7位:建築士7位:教師9位:バスケットボール選手・コーチ10位:科学者・研究者<女子>1位:パティシエール2位:看護師3位:医師4位:保育士5位:教師6位:薬剤師7位:獣医8位:ファッションデザイナー9位:美容師10位:助産師