日販「こくり」利用の図書館向けプログラミングワークショップ発売

 日販コンピュータテクノロジイ(以下、NCT)は、プログラミング教育向けロボット「こくり」を利用した図書館向けプログラミングワークショップパッケージを発売することを2019年6月17日に発表した。

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ワークショップのようす
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 日販コンピュータテクノロジイ(以下、NCT)は、プログラミング教育向けロボット「こくり」を利用した図書館向けプログラミングワークショップパッケージを発売することを2019年6月17日に発表した。

 プログラミング教育向けロボット「こくり」は、2020年度から始まる小学校でのプログラミング教育必修化に向け、NCTが独自に開発したタブレット連動型のロボット。専用のプログラミングソフト上で視覚的にプログラミングをすることで、「こくり」をしゃべらせたり動かしたりすることができる。

 この「こくり」を用いて行われる図書館向けプログラミングワークショップは、図書館流通センター(以下、TRC)の協力のもと、TRCが指定管理者として運営する都内複数の公立図書館での実証実験を通じて開発された。

 NCTが小学校でのプログラミング授業で得た知見・経験と、全国521の公共図書館、30の自治体・組織(675校)の小・中・高・大それぞれの学校図書館を運営・受託するTRCがもつ図書館でのワークショップ運営の知見・経験が生かされているという。ワークショップに必要な運営マニュアルやチュートリアル動画などの提供、参加人数分の「こくり」レンタルによる費用負担軽減、参加者に学習テキストを提供することで、自ら調べて考える力を醸成するとともにスタッフへの質問の負担の軽減などができるという。これにより図書館スタッフが簡単にワークショップを運営でき、参加者がより満足できるようになるとしている。

 今年度40館以上の図書館でのワ-クショップ実施をNCTとTRCは協力して進める。今後は商業施設でのプログラミングワ-クショップの開催やプログラミング教室での教材として「こくり」の活用など、さまざまな形でプログラミング教育を推進していく。
《鶴田雅美》

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