コンタクトレンズ…使用率は高校生27.5%、中学生8.7%

 日本眼科医会は2019年10月15日、「2018年度(平成30年度)学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査」の結果を公表した。使用率は小学生0.3%、中学生8.7%、高校生27.5%といずれも増加傾向にあり、小中高とも学年が上がるほどコンタクトレンズ使用者が増えていた。

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小・中・高校生の学年別コンタクトレンズ使用割合
  • 小・中・高校生の学年別コンタクトレンズ使用割合
  • 小・中・高校生別のコンタクトレンズ使用割合と年度別比較
  • コンタクトレンズ使用開始時期(中学生)
  • コンタクトレンズ使用開始時期(高校生)
  • 日本眼科医会
 日本眼科医会は2019年10月15日、「2018年度(平成30年度)学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査」の結果を公表した。使用率は小学生0.3%、中学生8.7%、高校生27.5%といずれも増加傾向にあり、小中高とも学年が上がるほどコンタクトレンズ使用者が増えていた。

 「学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査」は日本眼科医会が2018年9~10月、小・中・高校生を対象に実施した全国調査。47都道府県の教育委員会や各学校、眼科学校医の協力により、学校現場のコンタクトレンズ使用状況についてデータを得た。調査は2000年から3年間隔で実施しており、今回で7回目となる。

 最終的に調査対象となった児童・生徒は9万4,561人。このうち、コンタクトレンズを使用しているのは、小学生86人、中学生2,049人、高校生1万1,033人。全児童・生徒数に対するコンタクトレンズ使用者の割合は、小学生0.3%、中学生8.7%、高校生27.5%だった。

 2000年から2018年までの調査結果の推移をみると、小学生は微増にとどまっているが、中学生は2000年から増加が続いている。高校生は、2015年に一度減ったものの、再び増加に転じている。

 コンタクトレンズ使用者を学年別でみると、小・中・高校生ともに学年を追うごとに増え、高校3年生の29.2%がもっとも多かった。特に中学3年生(12.5%)から高校1年生(26.0%)にかけての増加が著しかった。

 コンタクトレンズ使用者の男女比では、小学生が男子44.2%、女子55.8%。中学生が男子31.3%、女子68.7%。高校生が男子33.8%、女子66.2%。いずれも女子のほうが多かった。

 コンタクトレンズ使用開始時期は、「中学1年生」が最多。使用しているコンタクトレンズの種類は「使い捨てソフト」が最多で、小学生の68.2%、中学生の80.3%、高校生の77.4%を占めた。コンタクトレンズを使用する理由は、小・中・高校生とも「スポーツをするから」がもっとも多く、ついで「メガネが嫌だから」であった。
《奥山直美》

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