OKIワークウェルは2019年10月8日、全国10校の特別支援学校と共同で「合同遠隔社会見学」授業を実施した。OKIワークウェルの遠隔授業ソリューションにより、ケガや病気で社会見学に出かけられない児童生徒へ隠岐の魅力を配信した。 遠隔授業ソリューションは、音声と映像の配信に加え、ホワイトボード機能も備えたシステム。離れた場所でも臨場感のある授業が実施できる。 10月8日の「合同遠隔社会見学」授業では、隠岐養護学校の生徒たちが講師となり、全国9校の特別支援学校へ隠岐の魅力を配信した。また、隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会の野辺一寛事務局長による授業「さあ、大地の謎を探る島旅へ」を同時配信した。OKIワークウェルは、これまで5年にわたって遠隔社会見学を実施してきたが、生徒が講師となるのは今回が初めてだという。 授業には、ケガや病気のため社会見学に出かけられない児童生徒約120名が参加した。授業を終えた子どもたちは「隠岐の島のことがよくわかって良かった。全国の学校の人たちと気軽に、また簡単に繋がって話ができるので、すごいと思った」と楽しそうに感想を話した。学校関係者からは「ほかの地域のことに興味を持ってもらうことで、今後の進路や将来について考えるきっかけになってほしい。来年は、自分たちの学校から授業を発信してみたい」とコメントを寄せた。◆2019年10月8日の「合同遠隔社会見学」に参加した学校・北海道岩見沢高等養護学校・東京都立府中けやきの森学園・東京都立小平特別支援学校・静岡県立東部特別支援学校・奈良県立明日香養護学校・島根県立隠岐養護学校・島根県立松江清心養護学校・山口県立周南総合支援学校・香川県立高松養護学校・徳島県立鴨島支援学校