神奈川県、ノロウイルス食中毒警戒情報を発令

 神奈川県は2019年12月9日、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令した。ノロウイルスによる食中毒と深い関係性がある「感染性胃腸炎」の患者数が、前週の値に比べ3週連続して増加したことから、消費者や食品等事業者に対して食中毒予防の注意喚起を行う。

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 神奈川県は2019年12月9日、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令した。ノロウイルスによる食中毒と深い関係性がある「感染性胃腸炎」の患者数が、前週の値に比べ3週連続して増加したことから、消費者や食品等事業者に対して食中毒予防の注意喚起を行う。

 ノロウイルスを原因とする食中毒は、毎年、秋から冬にかけて多く発生。ノロウイルスによる食中毒の発生は、「感染性胃腸炎」の多発時期と深い関連性があり、「感染性胃腸炎」の患者が増加すると、その後にノロウイルス食中毒の発生が増加する傾向がある。

 神奈川県衛生研究所の感染症発生動向調査によると、「感染性胃腸炎」の患者数は第46週(11月11日~17日)に定点あたり4.02人、第47週(11月18日~24日)に4.21人、第49週(11月25日~12月1日)に5.44人へと増加。神奈川県は12月9日の時点で、前週の値に比べ3週間連続して増加したことから、「ノロウイルス食中毒警戒情報」を発令。消費者や食品等事業者に対して食中毒予防の注意喚起を行う。警戒情報の発令期間は、2019年12月9日から2020年3月31日まで。

 ノロウイルスの症状は、下痢や嘔吐、発熱など。通常2日から3日で回復するが、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがある。また、非常に感染力が強く、ごく少数のウイルスで発病する。感染者の便や嘔吐物には多量のノロウイルスが含まれ、汚れた手などを介して食品を汚染するといった二次汚染なども食中毒発生の原因になる。

 県では、ノロウイルスによる食中毒の発生を防止するため、飲食店(仕出し屋、弁当屋、旅館、すし屋、一般食堂)、集団給食施設、総菜製造業、魚介類販売業、魚介類加工業等の食品等事業者に対し、監視指導を強化。また、食品等事業者の自主的な衛生管理活動として実施している食品衛生指導員による自主的な巡回指導の強化を要請するという。

 食品にノロウイルスが付着しても肉眼ではわからないうえ、においや味、色などは変わらない。県民に向けて、食品の取扱いに注意するよう呼びかけている。予防のポイントは、外出先から帰宅した後、トイレの後、調理の前、食事の前には石けんを使ってよく手を洗うこと。また、まな板などの調理器具は十分に洗浄し、熱湯や台所用漂白剤で消毒すること。

 嘔吐物、排泄物などを処理する場合は、直接触れないようにする。もし、触れた場合には、石けんを使ってよく手を洗うこと。そのほか、カキなどの二枚貝が感染源になることがあるので、中心部まで加熱調理(85度~90度で90秒以上)をするなど取扱いには注意が必要。

 神奈川県のノロウイルス食中毒発生状況によると、12月9日午前10時現在、食中毒発生件数64件のうち、10.9%にあたる7件がノロウイルス食中毒によるものだったという。
《黄金崎綾乃》

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