ユニセフ(国連児童基金)と国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)、WHO(世界保健機関)は2020年3月10日、新型コロナウイルスの感染から子どもと学校を守るための新しい行動指針を発表した。 行動指針には、学校を安全に運営するために考慮すべき項目と実用的なチェックリストが記載されている。また、国や地方自治体に向け、教育施設における緊急計画の策定と実施に関わる具体的な助言も提供している。 学校が開校している場合は、子どもとその家族の身を守るため、また、それに必要な情報を提供するため、「子どもたちに、感染から身を守る方法を伝える」「効果的な手洗いと衛生習慣を促進するとともに、衛生用品を提供する」「校舎、特にトイレなど水と衛生施設の清掃と消毒を行う」「空気の流れをつくり、換気の頻度を増やす」といった取組みを呼び掛けた。 長期欠席や休校への対応としては、子どもたちが勉強を継続できるよう、「インターネットを活用した学習」「家庭学習のための宿題」「ラジオやテレビの教育コンテンツの活用」「先生たちによる定期的な生徒へのフォローアップ」などの対策を取るよう呼び掛けた。 さらに、保護者や養育者、子どもたち自身向けに「役に立つヒント」と「行動のチェックリスト」も提供。「子どもの健康状態に留意し、体調不良の場合は自宅に待機させる」「子どもの疑問や不安をうけとめ、自由に質問できたり心配事について話せるようにする」「咳やくしゃみはティッシュ或いは肘で受け、顔や目、口、鼻を触らないようにする」といったことが記載されている。 行動指針の全文(英文)は、ユニセフWebサイトにてダウンロードできる。
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