関西学院大「SDGsかるた」販売…学生が制作

 関西学院大学のSDGs・生物多様性研究センターと教育学部の学生たちが制作に取り組んでいた「SDGsかるた」が完成し、5月から販売を始めた。SDGsを子どもたちにより身近に感じてもらうために企画されたもので、かるたは解説書とセットで4,000円(税込)。

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SDGsかるたについて
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 関西学院大学のSDGs・生物多様性研究センターと教育学部の学生たちが制作に取り組んでいた「SDGsかるた」が完成し、5月から販売を始めた。SDGsを子どもたちにより身近に感じてもらうために企画されたもので、かるたは解説書とセットで4,000円(税込)。

 SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。

 「SDGsかるた」は、関西学院大学のSDGs・生物多様性研究センター(代表・湊秋作教育学部教授)が教育学部の学生たちと、SDGsを子どもたちにより身近に感じ、日常生活の中で具体的な行動に移してもらおうと企画したもの。2019年春から制作に取り組み始め、クラウドファンディングで資金を募りながら準備を進めた。

 かるた1組は、絵札、字札、指導のための解説集(88ページの冊子)、専用の収納箱がセットになっている。SDGsの17の目標をイメージすることのできる 「あ~わ」までのイラスト付きの絵札は全44枚。デザインはイラストレーターのトミタ・イチロー氏に依頼し、子どもから大人まで絵を見て内容がイメージできるようにこだわった。

 たとえば、「き=希望よりもっと必要なのは行動です」「は=『バイバイ レジ袋活動(バリ島)』を応援し取り組みます」など、44文字の字札の文章も学生が考えた。

 解説集では、字札の小解説をより詳しく記載。メーンターゲットは中学生・高校生だが、事例紹介なども取り入れているため、教育機関、企業研修など幅広い分野で学習できる内容となっている。

 SDGsかるたは、解説書とセットで、1組4,000円(税込)。SDGs・生物多様性研究センターのWebサイトに掲載されている振込先に入金が確認され次第、宅配便で発送する。なお、送料は着払いとなる。払込取扱票の記入事項は、Webサイトで確認できる。
《田中志実》

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