Web面接6割超え、前月比大幅増…4月就活

 2021年卒学生の4月の就職活動において「Web面接(ライブ形式)を受けた」学生は前月より大きく増加し61.0%となったことが、マイナビが2020年5月21日に発表した「マイナビ 2021年卒学生就職モニター調査 4月の活動状況」の調査結果より明らかとなった。

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4月の活動状況
  • 4月の活動状況
  • 4月のWeb上での活動状況
  • 面接のWebでの実施率
  • 先輩と比較して自分たちの就職活動はどうか
  • 就職活動が厳しくなると思う理由について
  • 企業を選ぶときに特に注目するポイント
  • 企業を選ぶとき「在宅勤務など新型コロナウイルス感染症から社員を守る施策を行っている」ことにはどの程度注目しているか
  • 面接に対する対応としてもっとも適切だと思われるもの
 2021年卒学生の4月の就職活動において「Web面接(ライブ形式)を受けた」学生は前月より大きく増加し61.0%となったことが、マイナビが2020年5月21日に発表した「マイナビ 2021年卒学生就職モニター調査 4月の活動状況」の調査結果より明らかとなった。

 「マイナビ 2021年卒学生就職モニター調査 4月の活動状況」は、2021年卒業予定の全国大学4年生および院2年生のモニター会員を対象に実施したもの。4月24日から30日にかけてWeb上のアンケートフォームで回答を募り、文系男子396名、理系男子575名、文系女子595名、理系女子624名の計2,190名の有効回答を得た。

 「Web面接(ライブ形式)を受けた」割合は61.0%となり、前月比20.6ポイント増と大きく増加。就活生が受けた面接のうち、4月全体では87.9%、4月後半では94.6%がWebで行われており、対面での面接ができない中、企業がオンライン上での選考に移行している様子がうかがえる。一方、4月末時点でWeb面接を含む「1次面接を受けた」割合は63.5%となり、前年同月を13.7ポイント下回った

 先輩と比較して自分たちの就職環境がどうなると思うかを聞いたところ、91.0%の学生が「(かなり+多少)厳しくなる」と回答。2月の63.2%、3月の83.8%からさらに増加し、月を追うごとに厳しいと考える学生が増加している。厳しくなると思う理由では「新型コロナウイルス感染症の流行の影響があるから」85.6%がもっとも多く、「景気が悪い(悪くなる)と思うから」56.6%、「企業の採用人数が減ると思うから」51.4%も半数を超えた。前年同月と比較すると「厳しくなる」との回答が73.1ポイントも増加しており、学生たちが非常に危機感を感じている状況がわかる。

 企業を選ぶときに注目するポイントについては、「自分が成長できる環境がある」38.1%、「社員の人間関係が良い」35.6%との回答が全体の1位、2位となった。追加質問として「在宅勤務など新型コロナウイルス感染症から社員を守る施策を行っている」ことにどの程度注目しているか聞いたところ、40.7%が「もっとも重要」と回答。非常時に企業が従業員に対してどのような施策をとっているかを重要視していることがわかった。

 面接に関する企業の対応についてもっとも適切なものを聞いたところ、「ライブ形式のWeb面接で実施する」は、1次面接で73.6%(前月比20.1ポイント増)、最終面接で47.0%(前月比16.5ポイント増)と前月に比べ大きく増加。また、最終面接については「実施を延期する」と回答した学生も30.5%(前月比9.9ポイント増)となり、4月末時点では多くの学生が最終面接であっても対面よりWeb、または延期が適切だと感じていることが明らかになった。

 調査結果の詳細はマイナビWebサイトのニュースリリースから見ることができる。
《畑山望》

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