「大学ファクトブック2020」産学官連携活動など公表

 大学の産学官連携活動を企業に紹介するため、文部科学省は2020年6月30日、日本経済団体連合会と経済産業省とともに「大学ファクトブック2020」を公表した。国公私立大学438校の基礎情報や組織的産学連携活動などを掲載している。

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 大学の産学官連携活動を企業に紹介するため、文部科学省は2020年6月30日、日本経済団体連合会と経済産業省とともに「大学ファクトブック2020」を公表した。国公私立大学438校の基礎情報や組織的産学連携活動などを掲載している。

 政府は「2025年までに大学・研究開発法人等に対する企業の投資額を2014年の水準の3倍」という目標を掲げており、2016年には「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」を策定。2018年には「産学官共同研究におけるマッチング促進のための大学ファクトブック」を取りまとめており、今回、最新のデータをもとに内容を更新した「大学ファクトブック2020」を公表した。

 「大学ファクトブック」は、ガイドラインに基づく大学の取組状況、産業界との連携実績などのデータについて、比較評価が可能な形に「見える化」することで、産業界と大学の連携をさらに促進することを目指したもの。連携先を探す企業向けに大学の産学官連携活動の状況をわかりやすく紹介している。

 掲載対象としているのは、2017年度・2018年度において特許出願・活動実績などのある大学。国立大学82校、公立大学65校、私立大学291校の計438校を掲載している。

 「OVERVIEW 全体の概観」「INDEX ファクトシート索引」「FACT SHEETS 大学別ファクトシート」の3セクションで構成。「OVERVIEW 全体の概観」では、個々の大学の強みや特徴を「見える化」するため、項目別ランキングなどを通して、大学ごとのファクトデータをさまざまな観点から大学間で比較・分析している。

 「OVERVIEW 全体の概観」内の項目別ランキングによると、民間企業からの研究資金等受入額の1位は大阪大学、民間企業との共同研究実施件数の1位は東京大学。トピックスによると、近年は大型共同研究が右肩上がりで増加。大型共同研究は、件数でみると全体に占める割合は小さいが、額でみると全体の半数近くを占め、大学の共同研究受入額への影響が大きいという。

 「INDEX ファクトシート索引」では、大学別ファクトシートの検索性を高めるため、「共同研究受入額順(設置主体別)」「五十音順」「IPC技術分野別出願動向ランキング順」の3種類の索引を提供。メインコンテンツとなる「FACT SHEETS 大学別ファクトシート」では、大学ごとに産学官連携本部機能、特許出願・活用実績、産学官連携取組状況などの情報をまとめている。

 「大学ファクトブック2020」は、文部科学省や経済産業省のWebサイトで公開している。
《奥山直美》

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